熊本県出身のフリーアナウンサー武田真一(58)が3日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)にMCとして生出演。災害時の関連死を防ぐための「TKB48」について解説した。
10年前の熊本県で発生した地震で亡くなった方について武田は「亡くなった方は275人でした。そのうちの225人の方が災害関連死だったんですね。直接的に亡くなった方の4倍を超える数になりました。こうした災害関連死のおよそ8割が発生から3ケ月以内です。まもなく(28日の熊本の地震)発生から1週間になろうとしている。それで1週間で亡くなる人も非常に多いんです」と、10年前のデータとして1週間以内に亡くなった人数が53人であったグラフを示し「まさに現場は正念場だと思います」と語った。
MC南海キャンディーズ山里亮太は「どうしたらいいんだ、って対策は何かあるんですか」と尋ねた。武田は「災害時の健康被害に詳しい新潟大学の榛沢(はんざわ)和彦特任教授によりますと、TKBというのが最近よく言われるキーワードなんですね」と話した。
武田は「Tはトイレですね、トイレをいち早く清潔にしましょう。Kというのはキッチンなんですけれども、これは温かい食べ物といった食事面ですね。Bはベッドですね、いわゆるザコ寝をやめて、人が歩く位置に口や頭を置かない…これを避難所に48時間以内に整える、と『TKB48』ってよく防災業界では言うんですけれども。今、これが叫ばれているんですけれども、もうなかなか整っていない」と現状とのギャップについて語った。
山里は「こういうことが分かっていても(熊本の地震発生から)もう6日たっているのに、そういうのがないっていうのは、何でなんですかね」と疑問を呈した。
2日まで熊本で3日間取材した武田は「トイレに関しては私が訪れた宇城市や小川町は屋外の仮設トイレは整っている状況でした。一方、食事は水でふやかすアルファー米やパンやカップ麺が主な食事になってました。ベッドに関しては段ボールベッドなどはあまり入っていなくて、床の上に薄いマットや段ボールを敷いて過ごしてらっしゃる状況でしたね。『こんな薄いマットで体、痛くなりませんか』って尋ねたんですが『いやー、ここは冷房も効いているし、話し相手もたくさんいるから本当にありがたいです』ってみなさんおっしゃっているんですよ。それはその通りの思いだと思うんでうけれど、でも、みなさんのそういう忍耐強さとか人柄に頼るといいますか、それをもって現状を肯定してはならないと思いました」と語った。