お笑いコンビ、ジョイマンの高木晋哉と池谷和志(ともに45)が3日、都内で「第4回ジョイマン百人一首大会」(9月12日、東京・ひがしんアリーナ)に向けた取材会を行った。
くしくも12年前の8月3日に、2人にとっても、所属する吉本興業にとっても衝撃的だった「サイン会ゼロ人事件」が起きたとあって、当時を思い出しながら苦い過去、そこからの学びなどを語った。
取材会で2人は、随所に「サイン会ゼロ人事件」を連呼した。あらためて振り返ってほしいと質問されると、高木は「12年前…」とポツリ。かぶせるようにして、池谷は「2014年8月3日。(東京)町田でサイン会をやったんですけど…。僕らも仕事が全くない時で、人気もないということで『サイン会大丈夫なんですか』と聞いたところ『整理券50枚はけているので大丈夫ですよ』と言われて、1時間待って誰も来なかった…。これが『サイン会ゼロ人事件』です」と、丁寧に説明した。さらに池谷は「吉本本社が揺れたらしいです」と付け加えた。
ただ、この閑散としたサイン会の会場を撮影した写真をXに投稿したところ「とんでもないバズり方をして。ジョイマン第2章が始まりました。これで、みんな(存在を)思い出したんですね」(池谷)と、反響がなさ過ぎたことが、むしろ大反響になるという、極めて珍しい経験をしたと振り返った。
高木は「『サイン会ゼロ人事件』があって、サインは何枚書いてもうれしい。みんなにサインを渡してたんですけど、だんだんサインがダブついてきていて。みんなもらい過ぎている状態です」と、もはやジョイマンのサインが、世の中に出回り過ぎていると感じているようだ。ついてには、ネット上で転売されていることも目撃したそうで「400円でした」と、高額取引ではなく、何とも言えない気持ちになったという。
4度目の開催となる百人一首大会で、従来よりも予選を1回増やしたのも、上級者はレベルが高すぎて、札を1枚も取ることができない人への救済措置。上位進出のためだけの予選ではなく、1枚も取ることができていない参加者だけを集めるなどした予選3回目の実施を計画している。高木は「ゼロはつらいから」、池谷は「みんなに楽しんでもらいたい。やっぱり『ゼロ』というものは、僕らが1番感じているので、それを皆さんに感じてほしくないので」。ゼロへの恐怖やトラウマから、それを回避させてあげたい思いが自然と芽生えた胸の内を明かしていた。