世界中で社会現象となった大ヒット映画「バービー」(2023年)の続編が、主要キャストやメガホンを取ったグレタ・ガーウィグ監督(42)との報酬交渉が難航していることが原因で暗礁に乗り上げていることが分かった。
米ニューヨーク・タイムズ紙が、ワーナー・ブラザースがバービー役の女優マーゴット・ロビー(36)とケン役の俳優ライアン・ゴズリング(45)に対し、利益分配を含む巨額の契約を提示することに難色を示していると報じた。同作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたゴズリングは、続編では報酬を2000万ドルに引き上げることを求めているという。
また、共同脚本も手がけたガーウィグ監督も続編の構想をすでに準備しているものの、契約が成立するまではスタジオ側にその内容を明かさない方針であると伝えられている。
スタジオ側がキャスト陣との続編の出演契約を事前に結んでいなかった理由について、ガーウィグ監督を起用する際の条件として1作品限りだったためだとされている。
米玩具メーカー、マテル社から1959年に発売された世界でもっとも有名なファッションドール「バービー」を実写映画化した同作は、世界興行収入が15億ドルを突破する大ヒットで、その年最も稼いだ映画となった。2024年のアカデミー賞では、作品賞を含む7部門に計8ノミネートされ、米歌手ビリー・アイリッシュと兄フェニアス・オコネルによる主題歌「What Was I Made For?」が歌曲賞を受賞した。
マテル社とはすでにライセンス契約を締結済みで、新作の製作に向けてスタジオ側は一連の大型オファーを提示したものの現時点で合意には至っていないことを認めている。12月までに合意に達しなかった場合は、「バービー」の映画化権はマテル社に戻ることになると伝えられている。(千歳香奈子)