山崎貴監督(62)の新作映画「ゴジラ-0.0」(11月3日公開)が、9月25日~10月12日まで米国で開催される、第64回ニューヨーク映画祭のスポットライト・ガラ部門への出品が決まった。配給の東宝が4日、発表した。同映画祭は、世界有数の芸術総合施設リンカーン・センター内にある映画館フィルム・アット・リンカーン・センターが主催し、その年の最も重要な国際映画をたたえる毎年恒例の祭典。1954年(昭29)11月3日公開の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から70年以上、続く「ゴジラ」シリーズ史上、出品は初めて。
世界最速でのプレミア上映も決定した。山崎監督は「初めて世界の方々に観ていただく機会がこのような伝統と栄誉のある場所であることに感謝します。改めて日本のゴジラ映画の力がどこまで世界の人々を恐怖に陥れることができるか、そしてその先に待っているものに共感してもらえるか、おそれと興奮をかみしめています」とコメントした。同監督の映画祭への参加と、初登壇も決まった。(登壇日程は未定)
ニューヨーク映画祭は、63年の創設以来、映画文化の形成において極めて重要な役割を果たしてきた。世界中の巨匠や新進気鋭のクリエーターによる大胆で優れた作品を支援し続け、カンヌ映画祭(フランス)で最高賞パルム・ドール」を受賞した18年「万引き家族」(是枝裕和監督)、カンヌ国際映画祭で邦画初の脚本賞、米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した21年「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)、同賞にノミネートされた23年「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)などが選出された。
ニューヨーク映画祭アーティスティック・ディレクターのデニス・リム氏もコメントを発表した。全文は、以下の通り。
「初代『ゴジラ』の公開から70年以上が経過した今も、山崎貴監督はこの歴史あるシリーズに今なお息吹が宿っていることを証明し続けています。戦後の原点へと立ち返ることで、心に焼き付くような原始的な恐怖を見いだしているのです。前作同様、『GODZILLA MINUS ZERO』は原点回帰的なブロックバスター作品であり、人間ドラマと革新的な職人技のショーケースです。今年のニューヨーク映画祭スポットライト・ガラで世界初上映できることをうれしく思います」
日本での公開から3日後の11月6日に北米での公開が決まっていたが、同週に南米、いう週、アジア、中東、オーストラリア、ニュージーランドでも、ほぼ同時公開されることが決定。同4日にタイ、ラオス、インドネシア、フィリピン、同5日にシンガポール、マレーシア、ブルネイ、同6日に台湾、ベトナムでの公開が決定。香港、マカオ、インド、中東地域などでも11月以降に公開予定となっている。