人気料理家の長谷川あかり(30)がこのほど、都内で開催されたハウス食品presents「長谷川あかりさんトークショーイベント」に登壇。「スパイスで楽しむ、夏の簡単すっきりおうちごはん」をテーマに料理を実演したほか、30歳を迎えた心境や料理への思いについて、自身の言葉で語った。
イベントでは、夏の定番そうめんをテーマにしたオリジナルレシピを紹介。「私もそうめんはよく食べるので、飽きてしまう気持ちはすごく分かります」と切り出し、「そうめんは、のどごしを楽しめるのが魅力ですが、一方で、どこか香りが欲しくなる食べ物でもあります。薬味を刻んだり、スパイスをひと振りしたりするだけで、味わいはぐっと広がります」と、スパイスを取り入れた新たな楽しみ方を提案した。
続いて、ハウス食品の「特選本香り生しょうが」「特選本香り生にんにく」を使ったオリジナルレシピ「クミントマトのにゅうめん」を実演。「クミンの香りとトマトジュースを出汁のように生かし、シンプルながら香りを食べるような深い味わいがあるメニューです」と、一皿に込めたこだわりを紹介。
さらに、「スパイス初心者の方でも気軽に挑戦できるレシピです」と話し、「包丁も使わずに作れるので、気楽に作ることができます」とニッコリ。「夏は、なるべく手軽に作れることが大切です。私はそうめんをフライパンで、少ないお湯を使ってさっと茹でることが多いのですが、そうした小さな工夫を取り入れるだけでも、ぐっとラクになります」と、猛暑の夏でも無理なく料理を楽しむための工夫も披露した。
夏の思い出の料理に話題が及ぶと、「母方の実家が山形で、子どもの頃から夏野菜を刻んで、ご飯にかけて食べる“だし”をよく食べていました」と幼い頃を振り返り、「もちろん市販のだしもおいしいですが、母や祖母がひたすら野菜を刻んで作っていた記憶があるので、自分でも野菜を刻んで作りたくなる料理ですね」と、家族との思い出が詰まった“だし”への特別な思いをのぞかせた。
30代で挑戦したいことを問われると、「大学院でももう一度学んでみたいので、まずは英語を頑張りたいと思っています」と、新たな目標も。「レシピはもちろん、おいしくなければいけません。でも、私の中にはずっと『おいしいことだけがゴールなのだろうか』という問いがあります」と続け、「料理には作業療法的な効果や効能もありますし、社会学的な観点からも整理してみたいと思っています」と、料理をさらに多角的な視点から見つめたいという思いを語った。
そして「これから先、料理をしなくても生きていける時代が来るかもしれません。それでも、料理をすることにはどんな価値があるのか。その価値を伝えるための提案や表現についても、これから学んでいきたい」と締めくくった。