元ジャンポケ斉藤被告に懲役7年求刑 被害女性「人生が壊れた」「言い訳せず罪を認めてほしい」

斉藤慎二被告(2026年3月撮影)

女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの罪に問われたお笑いトリオ・ジャングルポケットの元メンバー、斉藤慎二被告(43)の公判が5日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑した。被害女性Aさんがパーティション越しに出廷。悪夢にうなされ、薬を服用しても社会復帰できず、生活に困窮するなど二次被害に遭っていると証言。「私の人生が壊れた事実を正面から受け止め、言い訳をせず罪を認めてほしい」と、涙で声を震わせて話した。

起訴状などによると、24年7月30日、東京都新宿区に駐車中のロケバス内での出来事。6月の前回公判では、女性に対してディープキス、胸をもむ、口腔(こうくう)性交といった、わいせつ行為の詳細が生々しく語られていた。斉藤被告は一貫して「同意の上」と無罪を主張していたが、この日、Aさんは「相手の恐怖や意思を正しく認識できない。深刻な問題があると思う」と語り、被告側の勝手な思い込みだと、真っ向から否定した。

Aさんは示談の求めを拒否したといい「医師からは社会復帰には5、6年想定されると言われ、被告の刑が5、6年にとどまり、私よりも先に社会復帰すると到底納得できません。6年を超える可能な限り長くて重い刑を与えることを求めます」と、強い処分感情を口にした。被害者側の弁護士も二次被害などの「結果が重大である」ということ、Aさんが「厳重処罰を求めている」ということ、さらに被告に「反省が見られない」ということなどから、検察が懲役7年を求刑したことに至ったと説明した。

一方、紺のスーツ姿で出廷した斉藤被告は、最後に「何かいいたいことはありますか」と裁判官にうながされると「はい」と、小声で返事し、証言台に立った。続けて「Aさんや、Aさんの代理人が、おっしゃったことは重く受け止めています。本当に申し訳ございませんでした」と、約5秒頭を下げた。ただ、斉藤被告は続けて「裁判所には、当時、同意があったと思っていたことは、ご理解していただきたいと思います。以上です」と、謝罪こそしたが、変わらず無罪を主張した。

次回公判は11月16日。弁護側の最終弁論も行われ、結審する見通し。