ピン芸人やまぐちたけし(36)が、8月23日に、大阪・よしもと漫才劇場で、6回目となる単独公演「はみ出す」(午後6時開演)を行う。
やまぐちは広島市出身。周囲の子どもたちと同様、広島カープにあこがれた。高校卒業後、関西大学商学部に進学し、大阪での生活が始まった。居酒屋でバイトしては、友人と飲みに行くのが楽しみだった。
やまぐち 大学では、スキューバダイビングのサークルに入部しました。和歌山の串本や福井の若狭で合宿しては海に潜っていました。今思えば、ほんとに楽しい毎日でしたね。
一方で、お笑いサークルの友人と組んで、M-1やお笑いオーディションにも挑戦したこともあった。4年間の大学生活を満喫したが、卒業を前に人生の岐路に立つ。
やまぐち 周囲の同級生は、誰もが就職活動に汗を流していました。その姿を見るうち「やっぱり俺は、お笑いがいい」と思うようになり、就活は一切しませんでした。結局、大学を卒業して、NSCに飛び込みました(大阪35期)。
同じ35期には、ゆりやんレトリィバァもいた。
やまぐち ゆりやんは賢いですね。大学3年までに必要な単位を全部取ってしまって、4年の時にNSCに入ったんです。僕は卒業してNSC入学ですから、関大時代は僕が1年先輩ですが、NSCでは同期生になりました(笑い)。
NSCでは、他の同期を見渡しても「こいつは、おもしろい!」と思える仲間はいなかった。
やまぐち 今なら「あの頃の僕はバカだった」と反省できるのですが、当時は「おもしろいのは自分だけ! 他の連中はたいしたことない」と本気で信じていました。お笑いのことなど何もわかっていなかったのに…。世間知らずというか、無知でした。
一時は、ゆりやん、関大時代の友人と3人でトリオを組んで活動していたが、やがてゆりやんが抜け、もう一人も離れていった。
やまぐち 僕は何も分からないままで、逆にゆりやんが天才すぎたんですね。あれから僕はずっと一人。ピン芸人としてここまでやってきました。
その漫才劇場で、6回目となる単独公演「はみ出す」が8月23日に行われる(午後6時開演)。
やまぐち 「はみ出す」というタイトルには「現状から一歩抜け出す」「前進する」という意味を込めました。とにかく自分の殻から、はみ出したいんです!
◆やまぐちたけし 1990年(平2)3月7日生まれ、広島市出身。NSC大阪35期。趣味はスキューバダイビング。身長177センチ。