大阪松竹歌劇団出身の歌手北沢麻衣(64)が6日、横浜市南公民館で新曲「ヨコハマ・ロンリーナイト」の発売記念イベントを行った。
夫を病気で失い、ひどく落ち込む北沢を励まそうと、作曲家杉本真人(77)が作曲。この日も激励に駆けつけた。
北沢は「『ヨコハマ・ロンリーナイト』が7月22日に発売されました。本日は新曲発表会にお越し頂いてありがとうございます。23年に夫が亡くなって、それこそロンリーナイト。1人では生きていけないと思っていましたが、今は横浜の温かい人たちに支えられて、横浜の曲を歌っています」と多くのファンに感謝した。
「ロンリー-」の歌唱時には「夫が亡くなってしまい、幸せがあっても伝える人がもういないと思ったんです。でも、今は多くの人が応援をしてくれる」と瞳を潤ませた。
北沢の85年のデビュー曲「私の胸をかじる人」を作曲して以来、杉本は師匠として40年以上も愛弟子を支えてきた。「もう何十曲と書いてるんですが、1つとしてヒットをしていない。でも北沢の歌は何度も聞いていると、だんだんなじんできて、いい歌に聞こえてくる。だから、あとは本人がどうやって自分を表現していくかが勝負。そこを期待しています」とエールを送った。
杉本は「すぎもとまさと」名義で歌手活動も行い、亡き母への思いを曲にした「吾亦紅」が大ヒット。07年の紅白歌合戦に初出場をした。多くの人の涙を誘った「吾亦紅」の発売から19年。令和版の新たな哀悼歌として「ロンリー-」が大ヒットをして“吾亦紅超え”をするかを尋ねると「それはならないと思います」と笑顔で即答だった。【松本久】