竹中直人(70)が8日、都内のユーロスペースで行われた門脇麦(33)主演の日本・中国・韓国合作映画「ゴースト・オブ・ウエノ」(ワン・チイ監督)公開記念舞台あいさつに登壇。夢の中で、往年のスター、ブルース・リーと会ったと熱く語り、会場を沸かせた。
会いたい人、会ってみたいは? との質問に「会いたい人は、たくさんいる。(英俳優の)ダニエル・デイ・ルイスとか。夢ではよく見る。ボートをこいだ夢。何で、ボートをこいだんだ」と口にした。さらに「(英ミュージシャンの)スティングにも。出待ちをしたことがあるんですけど。渋谷のHMVに行くんですよ。どう考えても、真っ黒のコート着て帽子をかぶっているんだけど、たたずまいがスティング。渋谷の街を歩いた。こっち行くと、渋谷の駅です、と」と夢で見た話を熱く語り、会場を笑わせた。
さらに「ブルース・リーも…ゆるやかになびく、麦畑の1本道を、2人で静かに歩いているだけ。目に焼き付いているくらい…本当に歩いてるんですよ。一生、忘れないですね…」と、まるで本当に会ったかのように熱く語り続けた。
同じ質問に、門脇は「私は。キノコを探すのが好き。基本、真冬じゃない限り、どこかしらに生えているので、探しながら歩いています」と答えた。好きな形を聞かれると「フォルムですか? タマゴタケとか、ああいう丸っこい、かさが開く前の」とこだわりを明かし「きのこは秋のイメージがあるんですけど、今、バシバシ映えているので」と続けた。ワン・チイ監督は「それを、ストーリーに入れよう、というのもあった」と、門脇のキノコ好きを物語に落とし込む考えをあったと明かした。
◆「ゴースト・オブ・ウエノ」 上野でソーシャルワーカーとして働くサツキ(門脇麦)は、都内の公園の青テントで"ゴージョー"と呼ばれる身元不明のホームレス男性が残した日記を見つける。妻を亡くして自身も公園で暮らすトシ(竹中直人)とともに、ゴージョーの正体を求め、日記を手がかりにホームレスのネットワークを訪ね歩く。その中で、1人の女性の存在が浮かび上がる。さらに荒川の土手で生活するマリの口から明かされたのは、ゴージョーが自ら家族との縁を切ったという過去。それはサツキの人生をも大きく揺るがす事実だった。ゴージョーとは一体、何者なのか、なぜ世間から姿を消したのか、そしてサツキが本当に探している人物とは?