福原遥(27)が9日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」(新城毅彦監督)公開記念舞台あいさつに登壇した。7日の公開初日に、お忍びで家族と映画館に行き、映画館の真ん中で堂々と鑑賞したが、観客にバレなかったと明かし、笑みを浮かべた。
「あの星」は、興行収入(興収)45億円を記録した23年「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(成田洋一監督)の続編。撮影は、25年10月から11月まで行われた。「あの花」では、福原が演じた女子高生の百合が、戦時中の1945年(昭20)の日本にタイムスリップし、水上恒司(27)が演じた特攻隊員の彰に恋した。「あの星」は作家・汐見夏衛氏が「あの花」から4年後の20年12月に刊行。「あの花」で愛する彰を理不尽な形で失い現代で目を覚ました百合が、7年後の現代で彰の夢だった高校教師になる姿を描いた。物語の中で、細田佳央太(24)が演じる彰の面影を持つ宮原涼と出会い、涼は臨時的任用教員として百合のクラスの副担任になる。
福原は、登壇早々“百合ちゃ~ん”とコールが飛び「ありがとうございます。『あの花』を皆さんが愛してくれたから、できた続編。うれしい」と感激。「一昨日、初日を見に行ったら、たくさんの方がいらっしゃって、涙を流していた。届いたんだなと思った」と笑みを浮かべた。映画館で、後列から観客の様子を含め、鑑賞したのか? と聞かれると「私は真ん中の方で(映画本編も)しっかり見させていただきました」と答えた。観客にバレなかったか? と聞かれると「全然、バレなかった。家族で見に行って、皆の話を聞きながら(映画館を)出ました」と笑顔で振り返った。
「あの花」からは、福原をはじめ、45年の日本で女学生・千代役を演じた出口夏希(24)と千代が愛した特攻隊員・石丸役の伊藤健太郎(28)が続投。井之脇海(30)が千代の夫・林吉、倍賞千恵子(85)がホスピスで穏やかな余生を過ごす年老いた千代役、豊嶋花(19)が、百合が担任するクラスの生徒・鮎川紗良役で、それぞれ新キャストとして出演。
◆「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」 空に消えた彰(水上恒司)との別れから7年。彰の夢でもあった高校教師になった百合(福原遥)は、忙しい毎日を送るが、彰への想いは、1945年の百合が咲く丘に取り残されたままだった。そんな彼女の前に、彰の面影を持つ青年・涼(細田佳央太)が現れる。臨時的任用教員として百合のクラスの副担任になるという。自分を真っすぐに思ってくれる涼に揺れ動く百合であったが、彰を裏切るようで、恋の一歩を踏み出すことができない。葛藤の中、百合が出会ったのは、ホスピスで穏やかな余生を過ごす年老いた千代(倍賞千恵子)だった。石丸(伊藤健太郎)を失った後、千代(出口夏希)が歩んだもう一つの愛の形。そして千代から百合に託されたのは、出撃直前の彰が残した、未来の百合へ贈る一冊の本。そこに込められたメッセージとは? 映画化にあたって、汐見氏が初めてプロット(あらすじ)段階から読み、アドバイスするなど、初めて脚本段階から映画の製作に関わった。