フリーアナウンサー膳場貴子は9日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。今月4日に出入国在留管理庁が公表した、外国人の永住許可要件の新たなガイドライン案について「非常に基準が厳しいと感じる」と指摘した。
新たなガイドライン案では、年収が日本人世帯の平均を上回ることや、年金の受給見込み額が、厚生年金に30年加入していた水準に達していることが原則として求められるなど、要件が厳格化されている。高市政権が掲げる「秩序ある共生社会」政策の一環で、今後パブリックコメントを行った上で、来年4月から導入される予定だ。
番組では、1週間のニュースを振り返る中でこの話題を取り上げた。膳場は「今回の改正って、基準が非常に厳しいと感じるんですが」と述べ、この日コメンテーターで出演したフォトジャーナリストの安田菜津紀氏に見解を求めた。
安田氏は「永住権は生活の基盤。それを揺るがすような動きに、当事者からも、自分たちは結局労働力としてだけ求められ、いつまでたっても住民とはみられないんでしょうか、という声も届いてくる」と応じた。その上で、「外国人を締め上げれば日本人が生きやすくなるかのような発想そのものが、間違っている」と述べ、「法的な排除を強めることが市井のヘイトをあおってしまう実態そのものに、日本政府としても今1度向き合う必要があるのではないか」と口にした。
膳場はこの意見に、「政府(の方針)によって、ヘイトがより進んでしまう方向になってしまうと…」と、納得したように応じた。