野球界の女神・菊池柚花語る魅力「隣の知らない人と」運命の出会いは今季引退選手「中毒性ある」

MLB、NPB後半戦の展望を予想する野球通の菊池柚花(撮影・中島郁夫)

NHK BS「ワースポ×MLB」などでキャスターを務める“野球界の女神”の1人、菊池柚花(ゆうか、26)が、このほど本紙の取材に応じ、野球の魅力や、夏をへてヤマ場を迎えるMLB、NPBの後半戦に向けての展望を語った。【聞き手=大友陽平】

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大のロッテファンでもあり、NPBで自然と注目するのも、やはりロッテだ。

「現在5位で…。交流戦であんなに勝った気持ちだったんですが、上が強くて…(苦笑い)。成績はいったん置いておいて(笑い)。本当にいい選手が育ってきてます! ロッテはここからが楽しみですし、私のイメージでは、去年まではどうしてもリードされちゃったらそのまま負けてしまう…ホームベースが遠い…みたいなイメージが強かったんですけど、今季はリードされてもすぐに取り返せたり、サヨナラ勝ちも多いので、見ていてすごく楽しいです。山口航輝選手が復活してきてくれたのもうれしいですし、長い目で見ても楽しみです」

今季、特に印象的なのは、レギュラーの座をつかんでいる小川龍成内野手(28)という。

「本当に“努力の人”というのは、いろいろな方がおっしゃっています。それこそ去年、吉井さんが退任されて、最後の試合のYouTube(球団公式チャンネル)で『頑張ってたもんな』って涙ながらに言っていた姿がすごい印象的で。それだけ血のにじむようなトレーニングをやっているんだというのが伝わってきて、それが今年花開いて、一時は首位打者になったりして、(けがで一時離脱した)藤原恭大選手の登場曲を使って、その穴を埋めようという責任感もあるし、パッティングもしぶとい! もちろん守備も『外野の範囲だよね?』というところまで守ってる感じがたまらないです」

一方、セ・リーグの注目チームには、現在4位ながら調子が上向いているというDeNAを挙げた。

「それこそ佐野恵太選手とか入江大生投手、竹田祐投手、伊勢大夢投手と、明治出身の選手がいらっしゃいます。あとは、(途中加入した、ヘラル)エンカーナシオン選手の打撃にも注目ですね!」

もともと、明大在学中に友人に誘われて東京6大学野球の試合を観戦し、野球に興味を持った。

「行った時の球場の雰囲気にすごく魅了されて、どんどん野球というものを知りたいなと。まだまだ勉強中なんですけど、そんな感じで入ってきました」

大学卒業後の22年4月から「ワースポ」のキャスターに起用され、当時共演した黒木知宏氏(現ロッテ1軍投手コーチ)の縁でロッテ戦を観戦するようになり、ロッテファンに。今季限りでの引退を表明した角中勝也外野手(39)が、代打逆転サヨナラ本塁打を放った試合(※)を観戦して、一気に引き込まれた。

「ファンの皆さんと一緒に立ち上がって喜んじゃったり、そういう時って1人で来ていたとしても隣の知らない人と本当にハイタッチしちゃうし、それだけで一体になるっていう感じが中毒性がありますよね。私はそこから『角中選手を推さないわけにはいかない! 運命の出会い!』って思って、注目するようになりました」

自らは「野球ファン歴は浅いです」と謙遜するが、一気にのめり込む魅力を実感している。

「本当に野球って大逆転があったり、ドラマがあります。これからシーズンもしびれる時期に入ってくると思うので、ここからますます一緒に野球好きの皆さんもそうですし、知らない方も何かきっかけで好きになってほしい。きっかけ一つでこんなにのめり込むことってあるんだって、自分でも驚いているんです」

(※)…23年7月24日のロッテ-ソフトバンク戦(ZOZOマリン)。0-1で迎えた9回裏2死一塁で代打の角中が、相手守護神オスナの152キロ内角高め直球を捉え、右翼スタンドに逆転サヨナラ2ランを放った。角中にとってもプロ初のサヨナラ弾だった。

◆菊池柚花(きくち・ゆうか)2000年(平12)1月19日、栃木県生まれ。明大法学部卒業後の22年4月から、NHK BS「ワースポ×MLB」のキャスター(現在、土日担当)。現在、TBS系「王様のブランチ」(土曜午前9時30分)リポーターのほか、フジテレビONE「プロ野球ニュース」月曜MC、YouTubeチャンネル「野球いっかん!」アシスタントなど。特技は書道、ピアノ。161センチ。