宮下結衣20歳の誓い「母と世界でメダルを取れたら」女優とAS二刀流 母は小谷実可子さん

二十歳を迎えインタビューに臨む宮下結衣(撮影・小沢裕)

女優宮下結衣(20)が13日、東京・目黒区の大円寺を参拝した。12日に誕生日を迎えたばかり。「大人の仲間入りをしたんだとうれしかった」と初めてお酒を飲んだ翌日、絵馬に「夢と希望を与えられる俳優になりたい!」と記した。

自宅に雲梯があり、毎年逆さにぶら下がって誕生日を迎える。二十歳になった瞬間、逆さまで母に祝福された。それから握ってくれた、おにぎりをほおばる。「育ててくれてありがとう」。「生まれてきてくれてありがとう」。その言葉がうれしくてこっそり泣いた。

小1から高3までアーティスティックスイミングに打ち込んだ。88年ソウル五輪同競技銅メダルの小谷実可子さん(59)の次女。「気付いた時には水中にいた」というほど水泳に慣れ親しんだ。一方で劇団四季「ライオンキング」ヤングナラのオーディションをきっかけに、演技のおもしろさに目覚めた。「経験しない世界線や、自分じゃない誰かを生きる感覚がすごくおもしろい」。両立の末に「演技をしたい」が勝った。

実可子さんは当初、「まだ早い」とテレビなどの映像仕事に反対していたという。初めてホリプロのオーディションを受けた時、願書に書かれた熱意を見て「こんなに真剣に考えているなら」と背中を押してくれた。中3で事務所に所属したが「自分の力で挑戦したい」と、19歳になるまで母の名を公にしなかった。

運動神経抜群で「女性の強さを見せられたら」とアクションにも興味がある。サプライズで母の手紙が代読されると、涙がぽろり。「共に目標に向かって頑張ろう!! そして!25歳になったらデュエットで世界マスターズに出る約束、忘れないでね!」という文面には「ずっと背中を追ってきた母と、世界でメダルを取れたらいいな」と笑顔で応じた。

誠実に生きなさいと教わってきた。浴衣にあしらわれた、ぼたんの花言葉も誠実。「俳優業を一生続けていきたいですし、水泳、シンクロとも関わっていきたい」。真っすぐな視線で決意を新たにした。【鎌田良美】

○…上白石萌音(28)に憧れて芸能界に入った。20年放送の上白石主演TBS系ドラマ「恋はつづくよどこまでも」に夢中になった。「自然と笑顔になる、エネルギーを与える女優さん。私もこういう存在になりたいと思ってオーディションを受け始めた」と振り返る。30歳までにドラマのメインキャストを務めるのが目標と言い「『恋は-』を放送していたのがTBSさんの火曜10時枠。私の原点なので、その枠でヒロインをやりたい」と意気込んだ。

 

◆宮下結衣(みやした・ゆい)2006年(平18)8月12日、東京都生まれ。ミュージカルスターを発掘する第44回ホリプロタレントスカウトキャラバンをきっかけにデビュー。同期グランプリは山﨑玲奈(19)。21年日本テレビ系「二月の勝者-絶対合格の教室-」で女優業スタート。23年度NHK Eテレ「高校講座 数学A」レギュラー。25年8月、TBS系「ラヴィット!」出演時に母が小谷実可子さんと公表。26年4月に日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」出演。大学2年生で「スポーツ専攻でマネジメントや筋肉のことを学んでいます」。159センチ。