生まれつき全盲のシンガー・ソングライター佐藤ひらり(25)が13日、ガーナ共和国の首都アクラで開催された国際イベント「国際青少年デーとユースTICADドライブ」で招待アーティストとしてライブを行った。佐藤は「国連合唱団平和コンサート」の日本親善大使として招かれ、アフリカの大地に初めて立った。
花柄の華麗な浴衣姿で登場し、賛美歌「アメイジング・グレイス」をアカペラの英語で歌唱。多くの拍手を浴びて“アフリカデビュー”をしたことに「平和コンサートの親善大使として、このような名誉なお役目をいただき、日本から遠く離れたガーナの方々に私の歌を聞いていただけて、本当にうれしかったです。ありがとうございます」と貴重な機会を得たことに感謝。そして「今回のアフリカ滞在で感じたことを日本に持ち帰り、私の歌声を聴いてくださっている皆さんが、少しでも笑顔になり、平和な気持ちを感じてもらえるような音楽を作っていきたいと思います。そしてまたアフリカにも呼んでもらえたらうれしいです」と続けた。
ガーナには尊敬するグラミー賞歌手のスティービー・ワンダー(76)が米国から24年に移住している。今回、会うことはできなかったが「次回は会えるように、スティービー・ワンダーさんとコラボできるように曲をもっと覚えたいと思っています」とガーナ再訪を誓った。
佐藤は国連合唱団が10月に来日し、広島など4都市で行う平和コンサートで共演する予定で、同公演の親善大使に任命されている。
21年8月に「東京2020パラリンピック」の開会式で「君が代」を歌唱した“世界デビュー”から5年。着実に歌手としてのキャリアを重ねている。