沖縄出身HAL.が終戦記念日に非戦賛歌…新曲「名もなき祈り」を世界配信!外国大使館も賛同

終戦記念日に新曲「名もなき祈り」を世界配信するHAL.

沖縄出身のアーティスト・HAL.が81回目の終戦記念日である8月15日に、新曲「名もなき祈り」を世界配信開始する。「分断のない世界への祈り」をテーマに制作された楽曲で、HAL.は「私は“非戦を担う社会派アーティスト”として歌い続けます」と話している。

「名もなき祈り」は、国や民族、宗教、思想の違いによって対立や分断が深まる現代において、「人と人が理解し合い、誰も敵にしない未来を選択する」という強い願いを込めて制作された。

「名もなき祈り」を通して、非戦・平和に対する想いを世界各国へ届ける本プロジェクトも開始。すでにその一環として、各国の駐日外国大使館に対し同曲およびHAL.の非戦に対する思いを送り、平和メッセージの提供を依頼している。

最終的に150カ国以上のすべての駐日大使から平和メッセージを受けとることを目指しており、これまでブルキナファソをはじめ、すでに3カ国から正式に、新曲への賛同と平和のメッセージが寄せられた。

15日にリリースされる同曲はiTunes、Apple Music、Spotify、Amazon Musicほか25サイトで配信予定。

◆HAL.のコメント 

私は1968年、アメリカ統治下の「琉球政府」の時代、沖縄に生まれました。街には米兵が行き交い、育ったコザの町には戦後の傷痕とアメリカの名残が色濃く残っていました。戦争を体験した祖父母は、敗戦国の住人として数えきれない偏見と困難に耐え抜きました。その姿を見て育った私は、語られぬ痛みと、忘れ去られそうになる記憶を心に刻みました。やがて音楽が私を救いました。怒りの代わりにギターを手にし、絶望の代わりに歌を選びました。フェンスの向こうに届くことを願いながら、自由と祈りを旋律に託しました。本土復帰後も、沖縄に存在し続ける米軍基地を目の前にしながら、私は問い続けてきました。「戦うことで、人は何を得て、何を失うのか。」だからこそ、今ここに宣言します。私は戦わない。誰も敵にしない。そして、誰も殺さない。非戦とは、弱さではなく強さです。それは祈りではなく、態度であり、生き方そのものです。「誰の命も奪わない」という、人間としての選択なのです。ボブ・ディランが歌で時代を揺さぶったように、私は“非戦を担う社会派アーティスト”として歌い続けます。未来に残すべきものは、戦いの記憶ではなく、平和の旋律です。この思いが国境を越え、世界中の人々と共鳴していくことを願っています。

◆ブルキナファソ駐日特命全権大使のビバタ・ネビエ・ウエドラオゴ氏から寄せられた平和メッセージ 

私たちがどこから来たとしても、どのような出自、文化、信条を持っていたとしても、同じ生活空間と共通の運命を分かち合っています。寛容、連帯、そして≪共に生きる≫という伝統を受け継ぐブルキナファソ国民として、私たちの違いが緊迫や対立の源ではなく、むしろ尽きることのない豊かさの源であると確信しています。だからこそ、私は、私たち一人ひとりが、日々、心に平和を育み、隣人への愛を抱き、あらゆる区別なく互いを尊重するよう呼びかけます。友愛と結束という私たちの文化的価値観に基づき、障壁のあるところに橋を架けましょう。共に平和の灯をともしましょう、そして何よりも、対話、異文化交流、芸術、そして相互理解を通して、その平和を育んでいくことを誓いましょう。それによってこそ、私たちは未来の世代に平和で団結した、希望に満ちた世界を遺すことができるのです。ここに、そして世界中に、平和がありますように。

◆HAL.(ハル)1968年10月18日、沖縄県出身。琉球王朝時代から続く正当なユタ(琉球王国が制定したシャーマン)。年間1万人以上のカウンセリングを行っており、「伝説のユタ」とも呼ばれている。05年から拠点を神奈川県に、09年から東京に移して活動し、同年メジャーデビュー。年間90本近いライブ活動や講演会を行っている。17年からは海外での演奏活動も始め、台湾やニューヨークなどでも活発にライブ活動を行っている。18年から米国ツアーを各地で開催し、現地メディアでも大きく取り上げられた。TBS系「サンデー・ジャポン」、フジテレビ系「HEY!HEY!HEY!」など数々のテレビ番組にも出演。スピリチュアル・アーティストとして、書籍出版、絵画、写真など、幅広く活動を行っている。