100周年神宮球場 建て替え迫り松平健も「最後になるかも」神宮外苑花火大会で感じた寂しさ

2026神宮外苑花火大会 圧巻のステージを披露した松平健(2026年8月撮影)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

45回目を迎えた神宮外苑花火大会を取材した。

記者が取材した神宮球場には≒JOY、松平健、nobodyknows+、湘南乃風ら豪華アーティストが登場。「マツケンサンバ2」「ココロオドル」「睡蓮花」など、来場客全員が知っていると言っても過言ではないヒット曲の連発で、花火を待ちわびる来場客に沸かせた。明るい時間帯から会場内の多くの観客が立ち上がるほどの熱狂ぶりで、歓声の大きさと総立ちになったスタンドの眺めに記者も驚かされた。

今年、100周年を迎えた神宮球場だが、神宮外苑の再開発による建て替えが2030年ごろに迫っている。ステージから放たれるものすごい迫力の音にゆられながら、この青く薄暗い神宮球場で花火を見られるのもあと数回きりということがふと頭に浮かんだ。記者自身、重度の大学野球ファンで何百回も神宮球場に足を運んでいるが、慣れ親しんだこの球場も少なくとも10年後にはなくなっていると思うと、寂しさも湧き上がってきた。

本番前に取材に応じた松平も「今回が最後になるかもしれない。記念に残るステージにしたい」と、名残惜しそうに話していた。ステージ上でも「『マツケンサンバ2』がヒットする前にここで歌わせてもらって、歌った後にヒットしたので、思い出のステージです」と話していたように、思い入れのある花火大会だという。

会場を大いに沸かせた、72歳とは思えないキレのあるダンスや伸びやかな歌声からは、相当な強い思いが感じられた。松平は6度目の出演で、神宮花火の名物ともいえるマツケンサンバを見ることができたのは、記者にとっての夏の思い出のひとつとなった。

花火は記者席やグラウンドの端やステージの裏から眺めた。至近距離から感じる破裂音の響きも、死角のないグラウンドから見る花火も、非常に心地よかった。同時に、新神宮球場では今よりももっと快適に見られるようになるのかな…と考えると、少しは寂しさも紛れた。個人的に慣れ親しんだ今の神宮球場へさまざまな思いが湧き上がった花火大会になった。【野見山拓樹】