石坂浩二「悪魔の手毬唄」などで共演の岸惠子さん追悼 「教わることの多い方でした…」

石坂浩二(2024年10月撮影)

映画「君の名は」などで知られる女優の岸惠子さんが8月7日に老衰のため死去した。93歳だった。19日、所属事務所の公式サイトで発表された。葬儀は近親者のみで執り行ったという。

1977年(昭和52)の映画「悪魔の手毬唄」(市川崑監督)などで共演した石坂浩二(85)がコメントを発表した。全文は以下の通り。

 

岸恵子さんとは、市川崑監督の作品でご一緒しました。監督の演出には、言葉ですべて説明されないところがあり、指示も簡潔。その奥にあるものを、こちらがくみ取らなければならない。岸さんは、そんな監督の心をよく分かっていらした。私にはくみ取りきれない部分を、岸さんが言葉にして説明してくださった。それは岸さん自身の知性や感性があってこそだったのだと思います。教わることの多い方でした。岸さんの美しさと、聡明で凜としたたたずまいは、今も鮮明に記憶に残っています。心よりご冥福をお祈りいたします。