福田淳氏、古巣のSTARTO社の現状に「120%、熱狂できている」

著書「結局、熱狂できる人がうまくいく。」のトークショーに出席した福田淳氏(撮影・阪口孝志)

元STARTO ENTERTAINMENT社CEO(最高経営責任者)の福田淳氏(61)と元吉本興業会長の大﨑洋氏(73)が21日、大阪市のグランフロント大阪で「結局、熱狂できる人がうまくいく。」出版記念トークライブに出演した。

福田氏にとって初となる同名のビジネス書出版を記念したスペシャルトークライブ。大﨑氏が福田氏に質問する形で、日本のエンタメ界の現状、AIの台頭などの話を繰り広げた。

福田氏は出版に至った経緯について「ビジネス本ってお金もうけじゃないですか。あとダイエットとか。あれを買う人ってどうかしてると思ってた。読んだからお金持ちになったとかスリムになりましたってあまり聞いたことがない」と、実際にこれまではビジネス本を出版したこともなかった。

しかし「失敗談ばかり書いていいか」と出版社の担当に話したところ、「それで書いてください」とOKされたといい「僕のプロフィルで成功が書かれてるけど、実際はその100倍くらい失敗している。そっちを書くことでビジネスマンが『これならチャレンジできる』と思ってもらえたら。会社としては、たくさん失敗する人の方が伸びる。どんどん失敗しろよという上司であってほしいという願いも込めました」と語った。

本の売り上げについて聞かれると「ずっとやってきて、常に100万人以上に届けろと言われていたんですけど、アートや本は届く人に届けばいい。本って、人の言ってることに最低3時間は付き合わないといけない。僕の言っているたわごとに3時間も付き合ってくれる濃い関係ができるのは本というメディアの良さ」と持論を展開。「1000部であったとしても3時間も付き合ってくれてるのは、すごい映像作品をTikTokで作って、5分のものを見せるより価値があると思う。深くて濃い。何年も前に出した本を昨日あった出来事のように語りかけてくれる人がいる。めちゃめちゃうれしい。部数ではなく、考えに共鳴してくれる人がいるっていうのがうれしい」と魅力を語った。

本のタイトルにちなみ、現在の古巣は「熱狂できているか?」と聞かれると、「120%、(熱狂)できていると思います!」ときっぱり。大﨑氏は「できているでしょう…。知らんけど」と笑っていた。