サンドラ・ブロック、57歳で亡くなったパートナーの筋萎縮性側索硬化症の闘病、初めて公に語る

サンドラ・ブロック(13年12月撮影)

米女優サンドラ・ブロック(62)が、23年8月に亡くなった長年のパートナーで写真家のブライアン・ランドールさんの3年間におよぶ筋萎縮性側索硬化症(ALS)の闘病について初めて公に語った。

ブロックの息子の誕生日の写真撮影を依頼したことがきっかけで15年に出会い、交際に発展したランドールさんは、闘病の末に57歳の若さで亡くなった。

俳優ジェイソン・ベイトマン、ウィル・アーネット、ショーン・ヘイズの3人がホストを務めるポッドキャスト番組「SmartLess」に出演したブロックは、本人の意向で病気について公表せず、ひそかに闘病生活を支えていたことについて胸中を語った。

ブロックによると、診断を受けたのが新型コロナウイルスによるパンデミックが始まった時期と重なり、コロナ禍で家族と共に闘病を支えるなかで孤立感を味わったと明かした。ランドールさんの「プライバシーを守りたい」という意向を尊重しながらも、最終的には女優のジェニファー・アニストンら友人たちにはその事実を打ち明けていたという。

あまりにも重い荷物を秘密裏に背負うことは「私を孤立させた」とブロックは話し「亡くなるよりずっと前から心は悲しみのなかにおり、亡くなるまでその現実と向き合うことはできなかったと思う。だって、まるで終わりのないランニングマシンに乗っているような感覚だったから」と振り返った。

また、脳から筋肉への命令を伝える運動神経が徐々に障害され、体を動かすことや呼吸することなどが困難になっていく進行性の病気ALSについて「1年かけて行われる除外診断のプロセス」と表現。「何度も通院を繰り返すなかで、医師からさまざまな通過点ややるべきこと、握力テストや呼吸機能検査などあらゆる検査や処置を提示された」と話し、刻一刻と変わる病状と共に歩んだ日々を回顧した。

ブロックは、22年公開の映画「ザ・ロストシティ」のプロモーションを最後に女優業を長期休業し、家庭生活と看病に専念していたが、9月に全米公開される映画「プラクティカル・マジック/魔女たちの秘密」で女優復帰を果たし、スクリーンに帰ってくる。(千歳香奈子)