松竹芸能がカスハラ被害、対策を公表 悪質事案に厳正対処 対象具体例も列挙

大阪市の松竹芸能本社

松竹芸能は22日、公式サイトを更新し、カスハラ被害と、その対策を公表した。

同社はこの日、「カスタマーハラスメントに対する方針のお知らせ」と題した報告の中で、ファンへ日頃の応援への感謝を伝えた上で、「松竹芸能では、すべてのお客様にご満足いただけるようなコンテンツを提供し続けるため、所属タレント・従業員一同、お客様からのお問い合わせ、ご意見、ご指摘等には誠意をもって対応し、お客様の信頼やご期待に応えられるよう心がけております」と書き出した。

ただし、その一方では「お客様からの常識の範囲を超えた要求や言動、SNS等への書き込みから、正常な業務運営が妨げられ、所属タレント、従業員の安全が脅かされるケースが確認されております」とし、現状について明かした。

さらに、「従業員だけではなく、当社所属タレントに対するこういった要求、言動、SNS等への書き込みについては、松竹グループ カスタマーハラスメントに関する基本方針に則り『カスタマーハラスメント』とみなし、所属タレントおよび従業員の人権を尊重する為、また、他のお客様や業務への影響に鑑み、サービス等の提供を中止させていただく場合がございます」と続けた。

加えて、「更に、当社が悪質と判断した場合には、警察等関係機関や弁護士等とも連携の上、厳正に対応いたします」と、悪質な事案には厳正に対処すると明言した。

同社は「所属タレントおよび従業員の心身の安全を守ることが、お客様へのより豊かで多様なコンテンツの提供に繋がると考えており、改めて当社の考え方と対応方針をお知らせいたします。ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます」と理解も求めた。

また「対象となる行為」を例としてあげ、「以下の行為を指しますが、これらに限りません」とも付け加えた。

対象行為については以下の通り。

・身体的な攻撃:暴行、傷害

・精神的な攻撃:脅迫、恫喝(極めて威圧的な言動)、中傷、名誉棄損、侮辱、暴言

・継続的で執拗な言動:同一事案に対する繰り返しのクレームや頻繁なクレーム

・拘束的な行動:不退去、居座り、長時間の電話

・差別的な言動:差別的な発言、行動

・性的な言動:つきまとい、羞恥を感じさせる言動

・物品や金銭等の要求:物品や金銭の不当な要求、正当な理由の無い特別扱いの要求

 

当社は、所属タレントおよび従業員の心身の安全を守ることが、

お客様へのより豊かで多様なコンテンツの提供に繋がると考えており、

改めて当社の考え方と対応方針をお知らせいたします。