NHK連続テレビ小説「風、薫る」で、陸軍軍人の小川吾郎を演じる俳優の甲斐翔真(28)が、26日までに都内で取材に応じた。主人公の1人、小川(大家)直美を演じる女優の上坂樹里(21)の夫役。2人の仲むつまじい様子などから、人気、注目度は上昇中で、甲斐は「SNSなどに、おばあちゃん世代の方々から、すごくかわいいメッセージをいただきます。僕自身、おばあちゃん子だったので、うれしい気持ちがいっぱいです」と、反響の大きさを感じている。
高齢女性からのメッセージと分かるのは「妙に正しい日本語とか『その絵文字、ここで使わないよね』っていう感じが(笑い)。それがかわいいです。全国のおじいちゃん、おばあちゃんを喜ばせたいです」と、さわやかな笑顔で話した。
上坂については「最初の印象は、すごくかれんな方で、花のある方で、かわいらしい方。けど、共演していけばいくほど、すごく芯が通った、何か硬い『核』のあるような方という印象があります」と語った。また「お芝居を続けていけば続けていくほどに、なんかわからない『あうんの呼吸』みたいものが、だんだん。たぶん、きっとそれは、役が連れてってくれたもの」と、時間の経過とともに、より夫婦らしく振る舞えるようになったと振り返った。
上坂が直美を演じることについては「ご本人は役作りに苦労したとおっしゃっていたんですけど、いいえ、全然! 僕の中では『風、薫る』で直美に選ばれるべくして選ばれたと思わされるぐらい、説得力がありました」と、まさに“はまり役”だと力説した。
「仮面ライダーでデビューして10年経つんですけど、映像を5年間、舞台を5年間、歩んできました」と、これまでのキャリアを説明した。今年、再び、テレビを中心とした映像の仕事に戻り、夜ドラ、さらに朝ドラと、立て続けにNHKのドラマ出演が決まった。「5年間、舞台で特訓して、新しい世界が見えてきました。いろんなものに出会って、探求心を持って歩んできたこの5年間。10年目に、この朝ドラと出会えたことに意味があるし、今でよかったなって心から思います」と、デビューから10年で初出演した朝ドラを通じて、俳優として成長を感じるとともに、さらなる成長を予感していた。【高田文太】