米カントリー歌手ドリー・パートンさんが25日、米テネシー州ナッシュビルの病院で死去した。80歳だった。
愛する人たちに見守られながら、短いがんとの闘病生活の末に亡くなったと米ピープル誌が伝えている。がんの種類は明らかにされていない。
甥のブライアン・シーバー氏がインスタグラムで公表したもので、代理人も米ピープル誌への声明で「その生涯とキャリアを通じて、自らが関わるあらゆるものに喜び、笑い、希望、そして誠実さをもたらしてきた」「比類なき寛大さは直接会うことのない数えきれないほど多くの人々の人生に届き、彼女は常に手を差し伸べる存在であり続けた」とコメントしている。
ここ1年ほど健康上の問題を抱えていたバートンさんは21日にナッシュビルのがんセンターに入院し、4日後に亡くなったと米ピープル誌は伝えている。同誌によると、バートンさんは亡くなる前から腎臓と自己免疫疾患を患っていたという。9月に予定されていた米ラスベガスでの長期公演も、5月に中止が発表されていた。
本人の希望により、近親者のみで小規模な葬儀が執り行われる予定だといい、ファンや関係者にお花の代わりにパートンさんが1995年に創設した乳児から就学前までの子どもを対象に良質な絵本を届けるブッキングプログラム「イマジネーション・ライブラリー」への寄付をお願いしている。
トランプ米大統領は自身のSNSトゥルース・ソーシャルを更新し、「史上もっとも偉大なカントリー歌手の一人であり、その枠を遥かに超えた存在であったドリー・パートンさんが亡くなられたことは、非常に悲しいお知らせ。何百万人もの人々にとって真に大きな喪失だ。彼女のような人物ははこれまで存在しなかったし、今後も現れることはないでしょう」とつづって追悼。半旗を1週間掲げるよう指示する意向を示した。(千歳香奈子)