テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時40分)は26日の放送で、議長や副議長職をめぐる金銭授受疑惑などで混乱が続く福岡県議会の蔵内勇夫議長が25日、同日をもって議長職も県議も辞職すると公表したことについて伝えた。
番組MCの大下容子アナウンサーは、「福岡県政のドン」といわれ、長年県政に影響力をもっていたとされる蔵内氏について「連続当選10回、40年近く福岡県政にかかわってきた方。第三者委員会の調査にかなり協力できることは多いのではないでしょうか」と指摘。先日の臨時議会で県議会に設置が決まった第三者委員会に対し、蔵内氏は議員を辞めてもきちんと協力すべきの認識を示した。
蔵内氏は25日に東京都内で取材に応じた際、同日をもって議長職、県議を辞職する考えを示した。第三者委員会の調査に関しては「積極的に協力し、解明をはかりたい」と応じた。
蔵内氏をめぐっては17日の臨時議会で、自民党県議団幹部に多額の現金を支払ったと証言し、「人の弱みにつけ込んだカツアゲ」などと主張した吉松源昭県議が14日に提出した議長職の辞職勧告決議案が採決される予定だったが、蔵内氏の秘書出身の自民党県議から緊急動議が出され、採決中止自体が中止に。福岡県議会に対する批判がさらに強まる事態を招いた。蔵内氏はその後、議長職の自発的な辞任には言及していたが、議員辞職には触れていなかった。
大下アナの問いかけに、水曜コメンテーターを務める弁護士の萩谷麻衣子氏は「第三者委員会もどういうメンバーでやるかが重要」とした上で、「蔵内は金銭を受け取っていないから議員辞職まではしないということをおっしゃっていたが、ここで議員辞職をする。その説明は、県政を長く担ってきた方だけに、有権者にきちんと説明する必要があるのではないか」と述べた。
福岡県議会では、高額な海外視察や、蔵内氏肝いりの「ワンヘルス」政策をめぐっても有権者から厳しい指摘が出ている。大下アナは「金銭授受疑惑だけでなく、高額の海外出張費ですとか、福岡県肝いり政策のワンヘルスなどは多額の予算も計上されている。そのあたりもと言うことになりますね」とも指摘した。