元衆院議員で実業家の杉村太蔵氏は26日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時40分)に生出演。にせの大学卒業証書を市議会議長らに示したなどとして、有印私文書偽造・同行使罪などで、前静岡県伊東市長の田久保真紀被告(56)が在宅起訴されたことをめぐる「新展開」についてコメントした。
田久保被告をめぐっては、静岡県警が今年2月に被告宅を家宅捜索した際に押収した被告のパソコンから、証書を作る際に使ったとみられるデータが発見されていたと報じられている。番組では、被告側が、本人は卒業証書を作成していないという旨の主張を書面で裁判所に提出し、無罪を主張する方針だと報じた。また、被告の卒業証書は今も弁護士が保管しており、刑事訴訟法に基づく弁護士の押収拒絶権を行使し、差し押さえも拒んでいるとも伝えた。
杉村氏は、番組MCの大下容子アナウンサーから「今後は裁判で争われることになりますね」と問われると、「このニュースを見て、私は恥をさらすようですが、大学を中退しているんです。本当にいまだに後悔している。なんであの時もうちょっと頑張れなかったかなと思って悔いている」と、自身の学歴に触れた。
大下容子アナが「全然、恥でもなんでもないですよ」と応じる中、杉村氏は「そういう立場からすると、大学卒業(の有無)を勘違いしたというのは、そんなことはないだろうというのは本当に思います」と指摘。「卒業証書の偽造があったかどうかは分からないが、この事件から再発防止を考えるべきだと思う」とし、自身の経験をまじえて私見を述べた。
「たとえば今、マイナンバーカードがあるが、意外と自分の高校や大学を卒業したといっても、証明してみろと言われれば意外にめんどうだったりする」として、「(たとえば選挙に立候補する時は)選挙管理委員会にそういういう証明書を出す必要はないが、こういった時代なので、例えば、弁護士資格を持っているとしたらマイナンバーカードで証明書を出しましたというだけでも、だいぶ有権者の信憑(しんぴょう)性は変わってくるのではないか」と、マイナカードを活用した証明のありかたを提案した。
さらに「ちなみに、私は20年前、(自民党の)公募に応募したんですけれど、党本部は結構(自身の経歴を)チェックしました」と言及。杉村氏は札幌藻岩高時代の1997年、大阪国体のテニス少年男子ダブルスで優勝した経験があるが、「当時の武部(勤)幹事長は『お前、これ本当か』と言うんです。証明してみろといわれても、優勝旗もカップも手元にない。困ったなと思ったら、武部さんが『いますぐ日本体育協会に確認しろ。この男、本当に優勝しているのか』と。そしたら職員が(確認し)『どうやら本当のようです』と。なんていうこともありました」と振り返った。
さらに「中退も、正式な名称は違うが『中退証明書』のようなものがある。選挙に出る時は党本部にもそういうものを出した」と振り返り、「わざわざ、えらいものを証明してもらったなと」と笑いながら口にした。