人口約4000人の町に「VIVANT」効果、鳥取県日南町のロケシーン放送翌日から聖地巡礼客殺到

日南町のインスタグラムから

人口4000人にも満たない鳥取県の中央南部に位置する日南町が「VIVANT」効果で沸いている。

俳優堺雅人(52)が主演を務めるTBS系日曜劇場「VIVANT」(日曜午後9時)のロケが昨年夏、日南町の生山(しょうやま)駅で行われ、ロケ撮影部分が16日第14話で登場。第14話、主人公・乃木憂助(堺雅人)が逃走する警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課の捜査官・東条翔太(濱田岳)を追うため、特急やくもで山陰地方に移動。途中下車した駅が同町にある生山駅だった。

日南町町役場によると、ロケ撮影は昨年夏、秘密裏に行われたという。担当者は「撮影シーンが使われるか分からなかったので、放送された時は大感動でした」とコメント。放送翌日17日の生山駅には「聖地巡礼」の客が全国から来場し、週末には大にぎわいだという。

日南町は「VIVANT」効果に乗った。27日には町の公式インスタグラムを通じ「日南町の期間限定の愛称が『NICHI VIVANT CHO(ニチ ビバン チョウ)』になりました!(※2027年3月31日まで)」と発表。「なんと鳥取県庁のみなさまや、お隣の島根県・奥出雲町のみなさま、日南町商工会のみなさまに本日行われた愛称発表式に出席いただきました!」とつづり、写真も公開。

「ドラマ『VIVANT』のロケ地・日南町として、全国からお越しいただくファンのみなさまを町全体で大歓迎! 横断幕は、日南町役場入って正面に飾ってあります。聖地巡礼の際は、ぜひ『NICHI VIVANT CHO』へ遊びに来てくださいね!特設スポットで皆様のお越しをお待ちしております!

日南町で色んな『V』も探してみてね」とPRした。

鳥取県観光戦略も同内容のポストで支援。同県は3年前の第1シーズンから「VIVANTごっこ」キャンペーンを展開。鳥取砂丘の風景が「VIVAT」に登場する架空の国「バルカ共和国」に似ていることから、同県の平井伸治知事を中心に積極的にPR活動を行ってきた。

日南町の人口は7月末時点は3661人。作家松本清張の父は日南町矢戸の出身。作家井上靖が太平洋戦争中、一時期疎開していたことでも知られる。