「八日目の蟬」監督成島出さんが死去、65歳「情熱を注いだ作品と想いを大切に守り伝えていく」

成島出さんの所属事務所公式サイトから

映画「八日目の蟬」「聯合艦隊司令長官山本五十六」を手がけた、映画監督の成島出さんが今月24日に死去したことを、所属事務所が発表した。享年65歳。葬儀は本人の意向を尊重し、親族だけで執り行った。本人の遺志によりお別れの会などは予定していないという。所属事務所は「成島が情熱を注いだ作品とその想いを今後も大切に守り、伝えていく所存です」とコメントしている。

成島さんは04年「油断大敵」で監督デビュー。11年「八日目の蝉」が日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞など10冠を獲得した。映画「クライマーズ・ハイ」(08年)「脳男」(13年)の共同脚本を手がけたほか、「ふしぎな岬の物語」(14年)では、主演の吉永小百合と共同企画を務めた。映画「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」(15年)や「いのちの停車場」(21年)「銀河鉄道の父」(23年)「52ヘルツのクジラたち」(24年)など、名だたる俳優たちと多くの名作を生んだ。

以下は発表全文。

【訃報】弊社所属 映画監成島出去のお知らせ 

平素は格別のご高配を賜り、厚く礼申し上げます。弊社所属の映画監・成島出(なるしまいずる)が、2026年8月24日、逝去いたしました(享年65歳)。葬儀につきましては、故人の強い意向を尊重し、親族のみにて執り行いました。また、本人の遺志により、今後「お別れの会」等の開催予定はございません。誠に勝手ながら、ご香典、ご供花、ご供物の儀は固くご辞退申し上げます。生前、皆様には本当にお世話になりました。

成島が遺した作品や活動を長く愛し、支えてくださったファンの皆様、出演者、関係者の皆様には、これまでのたくさんの応援や温かいお付き合いに、事務所一同、心より深く感謝申し上げます。弊社としましては、成島が情熱を注いだ作品とその想いを今後も大切に守り、伝えていく所存です。なお、ご遺族への直接の取材やお問い合わせ、ご自宅へのご用問等は固くお控えくださいますよう、伏してお願い申し上げます。これまでの皆様からの温かいご支援に、改めて心より礼申し上げます。

2026年8月28日株式会社神宮前プロデュース 代表取締役 辻本好ニ

◆成島出(なるしま・いずる)1961年(昭36)4月16日、山梨県生まれ。04年「油断大敵」で監督デビュー。11年「八日目の蝉」が日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞など10冠獲得。