葉加瀬太郎「情熱大陸」はアパートで宅録「目の前が首都高。ブンブン…音入ってんの」

葉加瀬太郎(2024年2月撮影)

バイオリニスト葉加瀬太郎(58)がTBS系「A-Studio+」(金曜午後11時)に出演。代表曲「情熱大陸」の制作について語った。

代表曲「情熱大陸」について、MCの藤ケ谷太輔から「作る時ってやっぱテーマとか言葉、色とかで、もうできるものはバババッて何かメロが降るんですか?」と尋ねられると「この曲は、番組のテーマ曲としてお願いされたんですが、人間のドキュメンタリー番組で、その番組のタイトルが『情熱大陸』って。僕、初め聞いた時はなんのこっちゃと思ったんですよ。『情熱大陸』っていう言葉だけで、なにしろ僕の中では、音楽家としては南アメリカ大陸にしてしまえと…情熱的じゃないですか。それであの曲ができたんですけど」と明かした。

続けて「でも納期が1週間しかなかったんですよ、『やっば、これ』と思って。で、その当時ライブでやっていたこっちの曲のこのAの部分と、こっちの曲のBの部分をガチャンってして。無理やり30秒のテンポに合わせて」と説明した。

東京芸大時代から葉加瀬を知り、現在も一緒のバンドで、曲作りをゼロから支える八巻誠と2人で制作したことも話した。

「その頃、宅録っていうか家で全部プログラム、八巻と2人でプログラムして。バイオリンをスッてとって。ちゃんとしたスタジオに入らず家のアパートです、アパート。そこでとってたわけ。だからバイオリンも家のすぐ目の前が首都高なんですよ。ブンブン、ブンブン…音入ってんの。ずっとそれを番組で何十年も使って。僕、言い続けてたんですよ。初めは1クールだけだと思ってたんで。で、また変わると思ってたんですけど。次の年も次の年も『この曲はこの番組の顔になりますから』って。ありがたいことです。まぁ、だったら『ちょっと新しくレコーディングをし直させてくださいませんか?』『あのままがいいですね』って。だからずっとアパートのところで、こんなマイクでとっただけの音が、ずーーーっと流れ続けてたの」と打ち明けた。

そして「でもそうやってあの曲たちが育ったのは、やっぱりその番組があって。最後に『エトピリカ』でその番組の中で人々のライフをこう彩って最後流れるじゃないですか。だから育っていったっていうか。僕の手元を離れていってっていう気はするんですよ」と語った。