藤原季節プロボクシングで1回壮絶TKO負け「あっという間に倒された」朝ドラ出演中に異例挑戦

スーパーバンタム級4回戦 1回、松村航(右)と対戦する藤原季節(撮影・野上伸悟)

藤原季節(33=石神井スポーツ)が1日、東京・後楽園ホールで行われたプロボクシング「DANGANオール4回戦」スーパーバンタム級(55・3キロ以下)で松村航(26=FUNABASHI E-BOX)と対戦し、1回2分6秒TKO負けした。

人生の証しを立てようと1試合に全てをかける覚悟で、NHK連続テレビ小説「風、薫る」(月~金曜)に出演中に異例の挑戦だった初陣も、後頭部をたたきつけられての壮絶な敗戦。「全く甘くない世界。1回で終わっちゃった」と吐露した。

1回1分50秒過ぎに、松村のボディー攻撃に押し込まれた藤原は、畳みかけるような連打を浴びて、最後は左を浴びてリングにあおむけに倒された。「最後、何のパンチで倒されたか覚えていない。倒された瞬間、気が付いたら天井を見上げていた」。25年のNetflixシリーズ「阿修羅のごとく」(是枝裕和監督)でボクサーを演じるため23年1月からジムに通い、同11月に後楽園ホールで試合のシーンを撮ってから2年10カ月。「見える風景は全然、違った。四角のリングに囲まれ、全く逃げ場のない状況の中で戦った恐怖の世界。立ち上がれたら続行できると思ったけれど悔しい」と口にした。

この日は、TBS系ドラマ「ちるらん 新撰組鎮魂歌」主演の山田裕貴(36)綾野剛(44)らが試合を見守った。「第1試合の前から綾野さんが座っていて、うれしかった」と笑みを浮かべた。今後について聞かれると「悔しさも分からないくらい、あっという間に倒された。1回、時間をかけて考えます」と答えた。【村上幸将】

◆藤原季節(ふじわら・きせつ)1993年(平5)1月18日、北海道生まれ。14年の映画「人狼ゲーム ビーストサイド」(熊坂出監督)で本格的に活動を開始。16年「ライチ☆光クラブ」(内藤瑛亮監督)18年「止められるか、俺たちを」(白石和彌監督)21年「のさりの島」(山本起也監督)23年「東京ランドマーク」(林知亜季監督)など出演作多数。「佐々木、イン、マイマイン」でヨコハマ映画祭最優秀新人賞、TAMA映画賞最優秀新進男優賞。