俳優トミー・バストウ(35)が4日、都内で行われた、「なら国際映画祭2026」(19~23日開催)記者発表会に出席し、アンバサダーを務めることが発表された。
10年に始まった同映画祭は今年で9回目。インターナショナルコンペティションをはじめ、学生作品コンテスト、カンヌ、ベルリンの国際映画祭、SSFF&ASIAからの作品や、奈良を舞台に撮影した作品などが奈良市内各所で上映される。
朝の連続テレビ小説「ばけばけ」でヒロイン・トキの夫ヘブン役を演じ、注目を集めたトミーはアンバサダー就任に「話を聞いた時は驚きました。『ばけばけ』に参加してから素晴らしい機会をたくさんいただいていましたが、今回も本当に光栄です」と日本語でコメントした。同映画祭のエグゼクティブディレクター河瀬直美氏(57)も「トミーさんは幼少期からお父様にたくさんの映画を見せられた方。映画で人生を学んできた方が、映画の中を生きるような人生を選んだ。そんな方がアンバサダーに就任していただいたことが光栄です」と感謝した。
アンバサダー選出の経緯について問われると、河瀬氏はトミーが日本で注目を集めた2作について「私『ばけばけ』『SHOGUN 将軍』も見ていないんだよね」と苦笑。しかし、過去に同映画祭でアンバサダーを務めた俳優別所哲也から勧められたと明かし、「彼はとても良いと言っていて。人はご縁ですので」と説明した。
トミーは日本作品への参加について「大変だけど、達成感があり有意義な時間」とかみしめ、「日本語が母国語ではない私を、スタッフさんが支えてくれて、安心して撮影できました。その経験を大切にしながら、これからもチャンスがあれば日本でも活動をしていきたい」と期待を込めた。また、現在制作中の「SHOGUN 将軍」シーズン2について「私はネタバレ言っちゃうタイプ」と笑いつつ、「真田さんは最高です」と切り出し、「日本の文化と精神をたくさん教えてくれる。真田さんがいなければ、『SHOGUN』は『SHOGUN』ではない。個人的にはシーズン1より面白いのではと思います。早く見てほしいです」とも語った。
初日は東大寺大仏殿前で「祈りのレッドカーペット」を開催。10年前に奈良を訪れたというトミーは「鹿は大切に触りましたよ」と振り返り、「今回の映画祭で美しい奈良で素敵な映画を見ることを楽しみにしています。ぜひ来て下さい。奈良でお待ちしております」と流暢(りゅうちょう)な日本語でアピールした。