波乃久里子、水谷八重子さん思い「必ず見てる。『だめね、久里子は』って言ってる」朗読劇初日

演劇ユニット「新派の子」の特別企画「Salon De Marron ~木挽町番外編~」で上演された朗読劇「風流深川唄」に出演する波乃久里子(塚田史香氏撮影)

劇団新派の波乃久里子(80)が5日、東京・歌舞伎座ホールで、演劇ユニット「新派の子」による特別企画「Salon De Marron ~木挽町番外編~」に出演した。

開演前に取材に応じた波乃は、ともに新派を率い、8月28日に亡くなった水谷八重子さんについて語った。数日前に葬儀を終えたばかりで、「今も必ず見てる。『だめね、久里子は』って言ってる」と思いをはせた。

今回の企画は、朗読劇「十三夜」「風流深川唄」。篠井英介ら新派以外の俳優も参加する公演で、波乃は「八重子姉ちゃまは『新派、新派って言うけど、ジャンルはないのよ。演劇は1つよ』と言っていたんですが、本当にジャンルはないと思いました。当たってた」と、八重子さんをしのびながら、手応えを語った。

姉妹のように歩んできた八重子さんを思い、「先逝っちゃって、お骨の前で怒りました」と言いつつ「いつもけんかしてましたが、言うに言えないかわいいところがありました。やっぱり好きですよ、きょうだいですよね」と話した。

芝居巧者が集まる新派による朗読劇。6日の公演も含め、2回の公演は全席完売した。初日公演は、スタンディングオベーションが起こり、盛り上がりを見せた。