水上恒司、商業映画初の武井佑吏監督に感謝「悩む姿を隠すことなく」 映画「本当の話(の話)」

10月2日公開の映画「本当にあった話(の話)」完成披露舞台あいさつに出席した水上恒司(撮影・川田和博)

俳優の水上恒司(27)が9日、都内で、10月2日公開の主演する映画「本当にあった話(の話)」(武井佑吏監督)完成披露舞台あいさつに出席した。

同作は作家の鴻池留衣氏による同名小説が原作。実際に起きた配偶者入れ替え連続殺人事件を元にした舞台劇の制作現場で主演俳優が暴走していくさまを通し、人間の闇をブラックかつシニカルに描き出す。

舞台劇の主演俳優、夛田を演じる水上は、役者が役者を演じる上で「狂った演技を、気合を入れてやればやるほど空回りしていく、という現象になってほしくないなと思っていた」と難しさを明かした。

本作が商業映画初監督となる武井監督は「劇中で水上さんのボルテージが1個上がる瞬間があって、その演出で水上さんからいろんなアイデアをいただけた」とし、「一緒にひとつひとつを一生懸命考えてくださって、それを組み合わせて理想の形になった」と感謝した。

水上は武井監督を「僕の芝居を見た後にOKを出すか、もうちょっと演出を加えるかで悩んでいた」とした。「多分、夛田に飲み込まれていたんだろうなと思うぐらいちゃんと悩まれていて、その悩む姿を隠すことなく見せてくださった」とすると、「この方と一緒に船に乗れて良かったと思えた」と振り返った

「大それたメッセージなんて一切ありません。本当にただの娯楽として笑っていただけるとうれしいです」と観客に呼びかけると、「コメディーです!」と宣言。「真剣に人の滑稽さというものをみんなで作り上げました。どうぞ楽しんでください」と呼びかけた。