長嶋一茂、張本勲さんがMLB挑戦に警鐘を鳴らした理由に言及「人生の経緯考えたら…」

長嶋一茂(2019年10月撮影)

元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂は11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演した。

東映、巨人、ロッテで外野手として活躍した元プロ野球選手で、最近まで「球界のご意見番」として親しまれた張本勲さんの訃報(ふほう)を受けて、張本さんが一時、日本のプロ野球選手のメジャー挑戦に厳しい見方を示していた背景について、自身の思いを語った。

この日の放送では、かつて一茂がキャスターとして張本さんをインタビューした際の映像もまじえ、張本さんの輝かしい足跡や、つい最近まで「球界のご意見番」として親しまれてきた姿を、過去のVTRで振り返った。張本さんが一茂のインタビューの際、幼少時に原子爆弾が投下された広島で被爆し、姉を亡くした経験を語り、「被爆者健康手帳」を見せるシーンも報じた。

一茂は「本当に残念ですね」と、沈痛な面持ちで語り始め、張本さんと最後に会ったのは昨年6月で、自身の父、長嶋茂雄さんの葬儀の席だったことなど、張本さんとのさまざまな思い出を振り返った。

その中で「(張本さんが出演していたTBS系)『サンデーモーニング』の時に、一時、(日本のプロ野球から)アメリカに行くメジャーリーガーの方たちのことを、よく言っていない時期があった」と指摘。MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「日本のプロ野球の発展が第一という思いから、張本さんはそういうふうに言っていたんですよね」と水を向けると、一茂は「それももちろん。その思い、考えは正しいと思うんですけど、実は、最愛のお姉さんをアメリカ(の原爆投下)によって亡くした。アメリカが大嫌いなんですよね」と口にした。

「アメリカが大嫌いだから、そこでお金を稼ぐ日本人って、どうなの? ということを側面として持っていたので、反対されていたという時があったんですけれど」とも語った。

一茂は「張本さんの今までの人生の経緯を…。最愛のお姉さんを亡くされたことを考えたら、僕は、そうなんだなというふうに思います」と、張本さんの胸のうちに思いをはせ「時代は『個』を尊重する時代になっていて、メジャーリーグに行くんだからいいじゃないか、という風潮はあったんだけど、張本さんはそれをよしとできないものがあったということなんですよね」とも述べた。