是枝裕和監督(64)の新作映画「ルックバック」の初日舞台あいさつが11日、都内で行われた。同監督がコンペティション部門に出品されたベネチア映画祭(イタリア)に参加中で、前日10日に一足早く帰国したダブル主演の出口夏希(24)、蒔田彩珠(24)と2人が演じた主人公の子ども時代を演じた七瀬ふうり(12)と岡田六花(12)が登壇。七瀬は「是枝監督から『日本は任せた』と言われた。任されていこう、と」と頼もしく口にした。
7日(日本時間8日)のレッドカーペット、公式上映には世界各国から取材陣、観客が集まり、公式上映後には約1000人が12分にわたってスタンディングオベーションした。出口は「鮮明に覚えているんですけど、終わったら皆で立って、拍手してくれて、笑って温かい顔をしていた。頑張って良かったなと、つい泣いちゃいました」と照れ笑いを浮かべた。スクリーンには、是枝監督が目頭を押さえる写真が映し出され、出口は「監督は『ただ、目をこすっただけ』と言っていましたけど、ウルッとしてましたけどね」と、是枝監督の涙も“暴露”した。
蒔田はレッドカーペットを振り返り「本当にカメラマンさんがいっぱいいて、写真を撮ってくださって。自分がスーパースターになったんじゃないかと勘違いしそうでした」と振り返った。
97年の北野武監督(79)の「HANA-BI」以来、日本映画29年ぶりの最高賞・金獅子賞受賞がかかる授賞式は、12日(日本時間13日)に行われる。