「おんなの出船」などで知られる演歌歌手松原のぶえ(まつばら・のぶえ)さん(本名広原伸恵=ひろはら・のぶえ)が13日に死去したことが14日、分かった。65歳だった。大分県出身。
1998年(平10)4月に松原さんとのデュエット曲「東京ふれ愛めぐり逢い」をリリースしたフリーアナウンサー生島ヒロシ(75)が在りし日の松原さんをしのんだ。「東京--」は松原さんの歌手生活20周年企画で、ダブル不倫をテーマに同じメロディーで地域ごとにデュエット相手を変えたバージョンがリリースされた。
生島は「東京バージョンのお相手に僕が選ばれたわけですが、デュエットでレコーディングなんて初めて。音楽番組の司会ならできますが、プロと歌うとなると緊張するんです。だけど、のぶえちゃんが『プロじゃないんだから、気楽に生島さんらしく歌いましょう』と優しく声をかけてくれて助かりました。超親しみやすい人柄で、全身に優しさがあふれていました。1度でも会ってその人柄に触れたら、悪くいう人は誰もいないと思います」と話した。
松原さんは2009年(平21)に腎臓移植手術を受けていた。「テレビで姿を見て具合が悪いのかなと感じることもあったけど、まさかこんなに急に逝ってしまうなんて。65歳は前期高齢者になったばかりで、75歳で後期高齢者の僕より10歳も若いんですから。同世代の訃報(ふほう)もつらいですけど、10歳も若いのぶえちゃんが天に召されたのは本当に残念です。ご冥福をお祈りします」と話した。