膳場貴子「円安が止まらなければさらに物価高が…」日銀利上げ決定も進む円安に懸念

膳場貴子アナ(2021年6月撮影)

フリーアナウンサーの膳場貴子が20日、司会を務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。歯止めがかからない円安に危機感を募らせた。

番組では、18日に日銀が決定した政策金利引き上げについて取り上げた。円の価値が高まるため、本来であれば円高方向に振れるが、利上げ発表直後から円安が進行。この理由について、政策委員9人のうち、利上げに慎重な高市早苗首相のもとで任命を受けた浅田統一郎氏、佐藤綾野氏が利上げに反対したことが市場に伝わり、今後の利上げが見通しづらくなったとして円が売られ、円安に動いたと解説した。

来年4月から2年間に限り飲食料品の消費税減税を予定するが、膳場は「消費税を減税しても、財政不安から円安が止まらなければさらに物価高が進んでしまうということになりかねませんが」と懸念。東大准教授の斎藤幸平氏も日本の現状について「GDPはほとんど成長していない。でも通貨量で言えばこの30年で9・4倍ぐらいになっている。円をどんどん刷っているのに経済は弱くなっていて、そうなれば当然お金は経済が強い方に流れていくので、誰も円なんて買ってくれない」と厳しい口調で語った。

また「エネルギー自給率も低くて、国民はNISAバンバン買ってアメリカに投資して、デジタル赤字も7兆円、8兆円規模に毎年なっている中で、構造的に円安が止まる理由がないですよ、残念ながら。短期的、中長期的にも円安を何とか是正するすべはちょっと今のところ思いつかないので。我々はこういうことが今後常態化していくのを踏まえて何とか生きていくっていうことしかないんじゃないですかね」と嘆くと、膳場は「本当に生活防衛するしかない状況が続きます」と応じていた。