「VIVANT」堺雅人の下車駅が9秒で新聖地化「NICHI VIVANT CHO」爆誕

鳥取県日南町の生山駅のホームに設置されたベンチ(提供写真)

放送中の俳優堺雅人(52)主演のTBS系日曜劇場「VIVANT」(午後9時)第2シーズンは、3年前の第1シーズン以上の反響で、再び社会現象になっている。番組は20日から2週連続で休止も、勢いは止まらない。ロケの受け入れや、流行に乗った鳥取県はファンの「聖地巡礼」現象で観光客が急増している。第2の「VIVANT」ブームに迫った。

   ◇   ◇   ◇

鳥取県に「VIVANT」新聖地が誕生だ。第1シーズンは鳥取砂丘の風景が、作中に登場する中央アジアの砂漠に似ていたことから聖地化。今回は登場約9秒の駅だ。

人口約3600人の日南町は県中央南部に位置し、今回新たに聖地巡礼の地となった。町内にあるJR伯備線の生山(しょうやま)駅が8月16日放送の第14話に登場。堺演じる乃木が逃走する東条翔太(濱田岳)を追うため、特急やくもで山陰地方に移動した。携帯の電波がつながらなかったため、途中下車した駅が同駅だった。登場部分は約9秒だった。

放送翌日から全国からファンが来場し、週末には大にぎわい。9月からJR西日本の協力で「乃木が座った」という設定のベンチも新たに設置された。町役場によると、ロケ撮影は昨年夏、秘密裏に行われたという。担当者は撮影に来た堺を目撃し「背筋がピンと伸びててオーラがすごかった」と驚いていた。「撮影シーンが使われるか分からなかったので放送された時は大感動でした」と語った。

日南町は放送後の8月27日に「VIVANT」効果に乗り、町名の愛称を期間限定の来年3月末まで「NICHI VIVANT CHO(ニチ ビバン チョウ)」に変更すると発表。反響は大きく、農家から「作物の生産地もこれに変更していいか?」などの問い合わせがあったというが、担当者は「お断りしました」と明かした。

日南町の人口は8月末時点は3656人。作家松本清張の父は日南町矢戸の出身。作家井上靖が太平洋戦争中、一時期疎開していたことでも知られる。

◆VIVANT TBSの名物ドラマ枠「日曜劇場」で23年7月期に放送され、空前の大ヒット。福澤克雄監督による完全オリジナルストーリーで、3年ぶりの第2シーズンは7月26日から放送開始。主演堺雅人、阿部寛ら豪華キャストと海外ロケによる迫力ある映像が複雑に絡み合い、3年前の第1シーズン以上の社会現象となっている。裏切りが相次ぐ難解なストーリーを巡っては、推察記事が多数出るほど白熱化。第2シーズン第18話(前半戦最終回)までの全8話で世帯平均視聴率は15%以上をキープ中(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。残り6話で最終回は11月8日。

「VIVANT」×「納豆」で岐阜県庁が新・聖地化「土日は来客4倍」知事もコネコネ動画