55年来の仲、鹿賀丈史&市村正親がゲイカップル役「家に遊びに行くような仲…ではございません」

ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」製作発表に臨んだ鹿賀丈史(左)と市村正親(撮影・鎌田良美)

鹿賀丈史(75)と市村正親(77)が21日、都内でミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」(12月9日開幕、日生劇場など)の製作発表会見に登壇した。

南フランスのナイトクラブを舞台に家族愛を描くコメディー・ミュージカル。日本初演から40年以上愛される人気作で、08年以降、ゲイカップルのジョルジュとザザ役でコンビを組んできた。今回は佐藤隆紀(40)、石丸幹二(61)コンビと初のダブルキャストで上演される。喜寿を迎えた市村は「まだシングル(キャスト)でいけるって言ったんですけども。いろんな諸事情でダブルキャストになりました」と笑わせ、体力に自信を見せた。

ともに劇団四季出身で、知り合って55年ほどになる。鹿賀は「普段たまに会ったりしますけど、お互いの家に遊びにいくような仲…では、ございません」と、プライベートでの“熟年カップル”感を否定。距離感を「舞台の上が一番近い。そういう関係。いっちゃんの迫力をはね返すのが精いっぱい」と言い、「今回は年を取った重み、存在の重みを出せるといいなとお互いに思っているところ」と話した。

市村は鹿賀の存在を知った当初、その美声と歌声に憧れを抱いたという。「これだけの人生を舞台で生きてきた。親友のような、言葉にならないものが(舞台上で)手を握り合った時に生まれている」。また「普段は丈史にわがまま言えないので。この役をやってる時だけは唯一、ジョルジュにわがまま言えるんで、たくさん言って困らせたい」と笑い、「お互い健康に気をつけて、よろしくお願いします」と頭を下げた。

東京公演後、27年1月から愛知、大阪、岡山、埼玉でも上演を行う。