俳優斎藤工(45)が24日、都内でアルファロメオ新型限定車発表イベント「Alfa Romeo Una Notte Speciale」に出席した。
イベントのテーマ「矛盾の美学」にちなみ、イタリア映画について「心に残った作品を後で見返してみたら、突き刺さっているものがイタリア映画だった」と振り返った。
イタリア映画の魅力については「人間の醜さとか欲望とかを隠さない。生々しさと猥雑(わいざつ)さと本能と習性みたいなものが同居している」と説明した。「ありのままを映画にするイタリア独特の豊かさを、どの作品からも感じます」と語った。
車については「マニュアルで免許を取る世代」とし、「多少の不具合みたいなものも含めて、個性とする。それを車に求めている世代なのかな」とコメントした。「効率性を追求する先にはないであろう、はみ出た部分に、人間はアナログな感覚の何かや、自分の思いを託したりするものがそこに宿るのかな」と持論を語った。
「今は効率性というか、正解みたいなものが最初に見えやすい、手に入りやすい」とし、「文化として積み上がってきたものって、正解じゃないところに実は人間の本質とコクが詰まっているんじゃないか」と指摘。「みんな同じ顔、心の表情が同じになっていってしまう時代になっていくんじゃないかな」と危惧した。
最後に「僕も正解だけを選びすぎないように、アルファロメオを意識しながら、ものを作ったり、演じたりしていきたい」と今後の活動への思いを語った。