永作博美(55)の主演映画「あきらめません!」(大九明子監督)の公開日が25日、発表された。27年1月15日に撮影が行われた石川県で先行、同22日に全国公開と決定した。
永作にとって、20年「朝が来る」(河瀬直美監督)以来、7年ぶりの映画主演作となる。また、大森南朋(54)西野七瀬(32)伊武雅刀(77)中尾ミエ(80)の出演も、あわせて発表された。
「あきらめません!」は、垣谷美雨氏の同名小説を映画化し、永作は、夫・幹夫の早期退社を機に夫の実家がある田舎に移住する主人公の霧島郁子を演じる。郁子は結婚して30年近く共働き、かつワンオペ育児を経て2人の娘も独立し、都会のマンションから念願の庭付き一戸建てに住まいを移し、悠々自適なセカンドライフを送るはずだった。それが、閉鎖的な地域社会のしがらみやセクハラを目の当たりにし、怒りを隠せない。そんな郁子に目をつけた老齢の女性市議の後押しで市議会議員に立候補することになる。
大森は、郁子の夫で衝突と理解を繰り返して理解者となっていく幹夫、西野は郁子の娘でフランスに留学し、女性の人権問題に高い意識を持つ理美を演じる。“田舎のしがらみ”“男尊女卑”の象徴で、郁子たちの壁として立ち塞がる地元の名士の市議・村井功次郎を伊武、まだ女性議員が珍しかった時代から議場に立ち続け、後継として郁子に目をつける市議・市川ミサオを中尾が、それぞれ演じる。4人はコメントを発表した。
大森南朋(霧島幹夫役)この作品を観て、自分の年齢的にも共感できる所もあり、大九監督の独特のテンポ感や世界観にすっかり引き込まれました。全編、石川県でのロケでしたので小松空港に降り立ち、現場に向かいつつ、共演者や監督、スタッフの中に入ると
自然とゆるやかに霧島幹夫さんになれていたような気がしてます。気持ちの入った作品の制作現場にいるとしっかりココロを持っていかれます。
西野七瀬(霧島理美役)永作さん演じる郁子の娘で、長女の理美(りみ)を演じさせていただきました。遠く離れた場所で逞しく生きる2人。観たときに「親子だなー」を感じられるように意識しながら、母と娘の空気感をじっくりと作っていきました。能美市・小松市をはじめ、石川県の景色とおいしい空気を味わいながら みんなで丁寧に作り上げた作品です。ぜひ楽しみに待っていてください。
伊武雅刀(村井功次郎役)今回の役柄は地方議会の議員様。男尊女卑の権化のような、嫌な奴。嫌われ役、役立たず。こんな人間は世の中にいなくていい、というようなしょうもない人物を演じるのは、実は、楽しいのです。とことん嫌われたいと思います。役者冥利(みょうり)に尽きる次第でございます。
中尾ミエ(市川ミサオ役)撮影がちょうど女性総理の誕生がうわさされた時期で、すごくタイムリーだし、リアリティーをもって作品に入り込めました。これからはもっと女性が表に出て、自分の言葉で言いたいことを発言していくべきだと思います。一方で、いつまでも高齢者がのさばるのは考えもの。引き際の大切さもつくづく実感しました。みなさんも決して他人事ではなく「自分ごと」として受け止めていただける作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください。