市川團十郎「うるっときちゃいますね」長女市川ぼたんからサプライズで手紙 目潤ませる

映画「襲名」初日舞台あいさつ

歌舞伎俳優市川團十郎(48)長男市川新之助(13)が25日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで、ドキュメンタリー映画「襲名」(三池崇史監督)の初日舞台あいさつに出席した。

長女市川ぼたん(15)から、公開を祝う手紙がサプライズで読み上げられると、團十郎は「ちょっとうるっときちゃいますね」と、じんわりと目を赤くし潤ませていた。

ぼたんは、團十郎が体調不良で声が出なくなった時を振り返り「パパが本当に大変そうだったのをよく覚えています。勸玄(=新之助の本名)は淡々と1人で全部をこなして、パパの分までやっちゃうよみたいな姿。勸玄の頼もしすぎる姿と私の大好きなパパを見れて、本当にすごかったです」などとしたためた。

この日、成田屋! の声が飛ぶ中ステージに立った團十郎は「私の團十郎襲名とせがれの新之助襲名にフォーカスした記録を残そうということで始めてくださいましたが、コロナという時間の中で4年ぐらいの時間がかかり、粘り強く撮り続け、演出し続けた方々のお力で今日に至ると思います」と感謝を語った。

さらに「襲名という日本独特の文化を、こういう形でご覧いただけるということは、文化に携わる人間としては光栄です。多くの方々がこの文化を共有できるようになりますことを心より願っております」と呼びかけた。

試写会で涙していたことを聞かれると、團十郎は「私が体調を崩して休演し、楽屋にいない中、せがれがどう動いていたか知らなかった。そこにやられちゃった」と話した。

新之助は「人生で初めて映画に出演させていただいて、その映画がベネチア国際映画祭にも出品されて、賞も受賞して、ここで公開されてというのが本当に現実的じゃなくて、本当にありがたいという気持ちです。本当に現実感が沸かない」とあいさつした。

團十郎襲名披露までを追ったドキュメンタリー作品で、ベネチア映画祭で公式独立賞「Cinema&Arts Award」最優秀作品賞を受賞した。

三池監督、襲名披露興行の祝幕を手がけたアーティスト村上隆氏も登壇した。