テレビプロデューサーでタレントのデーブ・スペクターは25日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時40分)に生出演。人工知能(AI)の急速な発展は、エンターテインメント業界でのコンテンツ制作にも大きな影響を与えていることをめぐり「この傾向は喜ぶべきではない」と断じた。
番組では、中国で生成AIを使ったショートドラマが、手軽に簡単な手法で完成できてしまう実態を紹介。これまでのドラマ制作に欠かせない過程や、俳優など出演者もすべてAIで対応し、人間の俳優が必要ない状態でも制作することが可能な流れについて、実例を挙げながら伝えた。
これに対し、エンタメ業界で長く活動してきたデーブは、「最悪だと思います」と厳しい見方を示した。「ただでさえ、世の中にはフェイクのものが多く、人工的につくっているものが多い中で、(ドラマや映画は)ちゃんとした役者がやるからいい。脚本も美術ももちろんそうです」と指摘した。その上で「ショートドラマって満足します?」と、大下容子アナウンサーらMC陣に問いかけた。「登場人物の成長もなければ、(内容に)深入りもしない。あっと言う間に終わってしまう」と私見を口にし、「(ショートドラマの)フォーマット自体が個人的にあまり好きじゃないんですが、中国や日本や韓国、欧州、欧米もそうですが、役者がいて、舞台があって劇場があって、いざテレビ、撮影がある。素晴らしい文化なんです」と主張した。 その上で、「それを、コンピューターで、パジャマでも着ながらつくる、というのは最悪だと思いますよ。この傾向は、喜ぶべきではないと思います」と、クギを刺すように語った。