ジョン・マルコヴィッチ演出舞台が日本初演へ 原作は桐野夏生さん 三浦透子らキャストも解禁

舞台「リアルワールド」原作の桐野夏生さん(左)、演出のジョン・マルコヴィッチ

映画「シェルタリング・スカイ」「マルコヴィッチの穴」などで知られる米俳優ジョン・マルコヴィッチ(72)が、舞台「リアルワールド」を演出し、日本で世界初演されることが25日、分かった。27年1月12日~31日に東京芸術劇場プレイハウスで上演されるほか、全国を巡演する。

原作は作家桐野夏生さんの同名小説で、ある殺人事件が、隣家の女子高生や友人たちに変化をもたらす物語。

4人の女子高校生を、三浦透子、富田望生、川床明日香、影山優佳が演じる。4人に絡む少年を、金田昇、樋之津琳太が役替わりで演じる。ほか、奥貫薫が出演する。

マルコヴィッチは「東京で、日本人の俳優たちとともに『リアルワールド』を作り上げられることを、心から楽しみにしています。僕は桐野夏生さんの小説の大ファンで、翻訳されている作品はすべて読んできました。そして、いつか桐野さんの小説を舞台化したいと、長年願い続けてきました」とコメントを寄せた。

また、映画で知られるようになる前は劇団で活動していた経緯を語り「自分の原点ともいえる演劇の世界で、しかも日本という新たな場所で、僕のことも、これまでの仕事もあまり知らないかもしれない若い世代の、才能あふれるアーティストたちと作品を作れることに、大きな期待を抱いています」としている。

桐野さんは「ジョン・マルコヴィッチさんが、『リアルワールド』を舞台化したいとおっしゃっていると聞いた時、耳を疑いました。私はマルコヴィッチさんの大ファンで、マルコヴィッチさんの出演する映画をたくさん見てきました。にわかに信じられませんでした。小説という二次元の世界に生きる私は、マルコヴィッチさんの舞台が今から楽しみでなりません」と話している。