生島ヒロシ(75)が27日、パーソナリティーを務める文化放送「生島ヒロシの日曜9時ですよ~」(日曜午前9時)で、ゲスト出演した17日の内閣改造で退任した林芳正前総務相(65)とトークした。
生島が「改造の1週間前に来てほしいと思っていたんですけど。あの頃、新聞に『留任』って出たんですよね」。林氏は「あの頃だったら『私は貝になりたい』でしたね」と笑った。
中国の習近平国家主席の訪米で、トランプ米大統領が搭乗機のタラップまで出迎えるなと、異例の厚遇ぶりを見せたことを受けてトーク。林氏は「(トランプの)前の政権の時に関税交渉をやっていたでしょう。あの時にレアアースが必要となったんだと」と説明。
生島は日本の現状について「中国には厳しくされるし、アメリカは中国に寄り添う」。林氏は「昔、ニクソンショックというのがあった。外交というのは、ああいうもの」と1972年(昭47)にニクソン大統領が突然訪中した事例を挙げた。
「タラップのところを見ると、そういうことなのかと思いますけどね。日本は中国ともいろいろあるけど、長い歴史もある。中国とのことは、アメリカが日本と相談しながらという形にするのがいい。それが安倍(晋三)首相が言っていた『戦略的互恵関係』というもの」と、06年(平18)の安倍元首相が訪中の際の合意を口にした。
生島は「40歳くらいの時に不動産をやっていたトランプと会って気があったんです。『ヨットを売りに来たんだ、見に来るか』って言われて、横浜まで行きました」と振り返った。
生島が林氏に対して「親中、媚中と言われていますが」と問いかけると、林氏は「圧倒的にアメリカとの関係が長い。留学もしていますし」と説明した。
林氏は総務相時代から、日本全国の行脚を続けている。アシスタントの松永安奈から「ピアノを弾いていますね」と聞かれると、林氏は「SNSで取り上げられて、次のところに行くとピアノがある。私も嫌いじゃないから」と笑った。
林氏は「(総務相を)辞めて5日間休みがあった。5年ぶりに党に戻って来たけど、総務大臣で27都道府県を回ったので、もう少し増やしていきたい。これから3年、5年、10年と、これでいいのかとじっくり考えていきたい」。
そして「地方が元気にならないと日本は元気にならない。27、回ったけど、自然も豊か。ちっちゃいながら幸せという」。生島が「持続可能にね」と言うと、林氏は「私より難しい言葉を使わないで」と笑った。
生島が「何回か、食事に行ったけど」と振り返ると、林氏は「還暦過ぎると食べ過ぎるとね」。生島が「音楽があって、食べて、お酒の飲むと仲良くなれる」。林氏も「音楽があると、任期が終わっても、個人的な付き合いが続く」とした。
生島が「閣外に出ましたが」と今後の動きについて質問すると、林氏は「少し落ち着いて考えてみたい。個人的な好き嫌いじゃなく、こういうことをやらなくちゃいけないと。日本はいいものをいっぱい持っていて、農産物、食物の輸出も増えて、コンテンツの輸出もある。マーケティングをうまくやるとかるけど、ちょっと弱いところがあるからもったいない。遺伝子のゲノム(全遺伝情報)の解析は日本が始めたのに、途中からアメリカのベンチャーに。半導体、3Dプリンターも日本が始めたのに。それをマーケティングして、ブランド化していかなくては」と話した。
生島から「ライザップを初めてみれば」とジム通いのダイエットをすすめられると、林氏は「生島さんみたいに結果を出さないとね。でも、炭水化物ダイエットは一度成功したんですよ。2年半で16キロくらい痩せたんだけど、農林大臣になっちゃったので、自ら食べてね」と明かした。生島は「日本のために頑張ってください」と締めくくった。
林前総務相は9月17日の内閣改造で、高市政権の主要閣僚が軒並み留任する中で、再任されなかった。昨年9月の自民党総裁選では1回目の投票で3位。高市首相と自民党総裁の座を争った、小泉進次郎防衛相、茂木敏充外相、そして小林鷹之自民党政調会長が留任する中、閣外へ去った。来年秋の任期切れで行われる自民党総裁選で、無投票での再選を狙う高市首相の対抗馬としても、クローズアップされている。