東山紀之社長が退任 SMILE-UP.新体制発表「性加害の対応を終わりにするものではない」

東山紀之社長(2023年9月)

SMILE-UP.(スマイルアップ)は28日、10月1日付で東山紀之社長が退任し、弁護士の山田将之チーフコンプライアンスオフィサー(CCO)が代表取締役社長を兼務するなどの新人事を公表した。任期満了を理由としている。

東山社長は、ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題の発覚に伴い、23年9月、ジャニーズ事務所(当時)の藤島ジュリー景子前社長に代わって新社長に就任。翌10月、社名を「SMILE-UP.」に変更し、マネジメントや育成業務からは完全に撤退した。同社は性加害の被害者補償が終わり次第、業務を終了することを公表している。東山社長は社長就任時、被害者対応に専念するため、主演舞台やディナーショーなどの開催を終えた23年いっぱいで、タレント活動から引退することも表明していた。

新社長に就任する山田氏は、SMILE-UP.の立ち上げ時に、新設されたCCOの役職に就いていた。

▼全文

弊社は、本日2026年9月28日開催の取締役会にて、取締役の任期満了に伴って取締役会の構成を変更することを決議し、続いて開催した株主総会にて取締役選任議案が承認され、2026年10月1日付けで、新たな経営体制が発足することとなりましたので、お知らせいたします。

2026年10月1日以降の取締役会の構成

山田将之 代表取締役社長兼CCO(新任)

藤島ジュリー景子 代表取締役(留任)

神隆幸 専務取締役(新任)

佐藤雅彦 取締役(留任)

中村徳太郎 取締役(留任)

白井一幸 取締役(留任)

※代表取締役社長東山紀之および専務取締役安部朗は任期満了にて退任いたします。

この3年間、毎月定期的にお知らせしてきた補償の状況を前提として、弊社取締役会はジャニー喜多川氏による性加害に関して補償業務に特化した会社となった弊社の今後のありかたについて、真剣な議論を重ねてきました。今後の補償業務については、法的な手続きや専門的な判断を必要とする局面が中心になっていくものと考えられることから、本日開催した取締役会で、現在のそれぞれの取締役の任期満了に伴って経営体制を一部変更することが相応しいとの意見で、社外取締役を含むすべての取締役の意見が一致いたしました。

今回の経営体制の変更は、弊社として性加害問題への対応を終わりにするものではなく、弊社は、今後も引き続き被害補償について、係争中の案件を含め、必要な手続きを最後まで進めてまいります。

また、弊社では、心のケア相談窓口を通じて、被害補償や心のケアについての申告を受け付けておりますが、この体制は今後も継続し、引き続き被害者の救済に努めてまいります。

なお、弊社は、被害をご申告された方やそのご家族などの関係者の皆様に対する誹謗中傷は絶対に許されないと考えており、改めて、誹謗中傷を行われることがないように強く要請いたします。