大越健介氏、対中関係悪化巡り高市政権に直言「政府として主体的に“落としどころ”を見つけて」

大越健介キャスター

テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)の大越健介キャスターが29日夜、同番組に出演。高市早苗首相政権に対し、対中国関係をめぐり直言した。

この日、同番組では岩屋毅前外相が訪中し、習近平国家主席の側近である何立峰副首相、王毅外相ら要人と相次いで会談した件を報じた。そして昨年11月の高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を機に日中関係が悪化して以降、中国の指導部が日本の政治家と公式的に会談するのは初とも伝えた。何立峰副首相と会談中、岩屋氏が「厳しい状況にあります日中関係の改善のために最善の努力をしたいと思っております」と話しているシーンや、王外相が「日本の喫緊の課題は、台湾問題で(日本の)指導者の誤った言動をすみやかに是正することです」とコメントしたことなども報じられた。

冷え込む日中関係の経緯について振り返るなどした後、スタジオの大越氏は「高市総理大臣が中国との関係で再三口にしていますのが、“戦略的互恵関係を維持していく”という大方針なんです。つまり、“共通の利益を大事にしながら安定した関係を築いていこう”というもので、そのためには両国の問題を1つ1つ丁寧に解決していかなければなりません」と切り出した。

そして「ところがどうでしょうか? 中国との間に軋轢が生じた高市総理の台湾有事をめぐる発言から、1年近くが経ちますが、もうこの軋轢を解消していい時期ではないでしょうか。“戦略的互恵関係の維持”を大方針に掲げるのであれば、政府として主体的にこの問題の落としどころを見つけてほしいと思います」と毅然とした口調で、高市政権に注文をつけた。