水川かたまり「まずは申し訳ありません」綾瀬はるか主演映画舞台あいさつ冒頭で“公開謝罪”

映画「ファーストボイス」初日舞台あいさつを行う綾瀬はるか(撮影・中島郁夫)

綾瀬はるか(41)の主演映画「ファーストボイス」(前田哲監督)初日舞台あいさつが2日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。

席上で、ハラスメントで訴えられた上司を演じた、空気階段の水川かたまり(36)が、冒頭で「まずは皆さん、申し訳ありませんでした」と観客に“公開謝罪”した。「劇中には、なかったんですけど、私個人では謝罪したく。僕に対して、腹立たしく思うと思いますが、田舎で愛を考えて育った人間です」と頭を下げた。

映画は、1989年(平元)に提訴された、日本初の「ハラスメント裁判」の実話に着想を得た作品。綾瀬が演じる朝日道子は、お金にならない案件ばかり引き受けてしまうお人よしながら、信念を胸に立ち上がる弁護士。上司から執拗(しつよう)な嫌がらせを受け、大好きだった仕事まで奪われ会社と上司を提訴したいと訴える、初共演のファーストサマーウイカ(36)が演じる上原恵から相談を受ける。松本穂香(29)が演じる新人弁護士・藤野栞からは、前例なき「ハラスメント」を巡る裁判に「勝ち目がない」と反対される役どころ。水川は、恵の出版社・担当雑誌の編集長で、年下で優秀な恵の才能を認められず追い詰めていく澤口裕人を演じた。

トークの中で「私のファースト●●。最近始めたことは?」と質問が出た。水川は、フリップに「ワイヤーアクション」と書いた。その上で「ドラマで、高いところから落ちるシーンで。この映画館の、天井くらいから落とされる。大分、怖いシーン。1発本番で決めましょうと言われ」と振り返った。今作同様、悪役を演じたと言い「いざ、つるされて落とされたら『カエルみたいで気持ち悪い』って8回、落とされました」とボヤいた。すると、綾瀬が「放送したドラマのシーンですか? 分かりました。あれ、どうやって撮ったのかと思って。素晴らしかったです」と、水川が8回も落とされたドラマを見ていたと明かした。

この日は恵が勤めていた出版社でバイトとして一緒に働いていた吉井隆役の鈴鹿央士(26)も登壇した。

◆「ファーストボイス」 ディスコでミラーボールがきらめき、日本が好景気に沸いた1989年。寝ぐせ頭で法廷に駆け込む日々を送り、お金にならない案件ばかりを受けてしまうお人よしの弁護士・朝日道子(綾瀬はるか)のもとに、職場で理不尽な嫌がらせを受け、大好きな仕事をも奪われたとして、会社と上司を相手に提訴をしたいという女性・恵(ファーストサマーウイカ)が訪れる。誰も戦ったことのない前例なき「ハラスメント」を巡る裁判に、新人弁護士の栞(松本穂香)は「勝ち目がない」と反対するが、朝日は「この裁判は必ず未来につながる」と立ち上がる。彼女たちの前に立ちはだかるのは、“常識”という巨大な壁。それでも踏み出した勇気ある一歩と最初の一声“ファーストボイス”が、日本社会を揺り動かしていく。