玉川徹氏が痛烈皮肉 簗和生農相は「自分で『不徳』と繰り返し認めるほど不徳な方」資質を疑問視

玉川徹氏(2019年撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は7日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。簗和生農相が今年2月の衆院選で自身を支援しなかった地元自治体の道路予算を「大幅にカットした」と身内の会合で発言し、一部報道を受けて撤回し、国交省へのはたらきかけを否定した問題に関したことをめぐり「会見で6回も『不徳』とご自身が認めるほど、『不徳』な方。そんな方が大臣をやっていいのかなという話」と、「資質」への強い疑問を呈した。

今回の問題をめぐっては、簗氏が衆院選後の5月の党会合で、衆院選で首長が自身を支援しなかった那須烏山市と那珂川町に触れ「道路予算は大幅にカットした」と発言。そうした発言内容に関して国交省が6日の会見で調査結果を公表し、簗氏がこの2自治体の予算配分額に関して、黒田昌義官房長と佐々木紀国交副大臣(いずれも当時)に照会していたことが判明した。時期は、2026年度の予算配分額が決まる前で衆院選直後の2月中旬ごろ。一方で、国交省側はその時のメモなどの記録は残っていないとし、照会を受けた幹部が「はっきりと覚えていないが、働きかけや圧力はなかったと思う」と説明したと明かした。

簗氏が問い合わせたのは「社会資本整備総合交付金」についてで、首長が衆院選で簗氏を支援した那須塩原市、那須町の交付金はいずれも増額される一方、支援しなかった那須烏山市は約63%、那珂川町は約54%、それぞれ減額されていることも分かった。簗氏は衆院選栃木3区で、無所属の渡辺真太朗氏に敗れ比例復活している。選挙で簗氏を支援した自治体としなかった自治体で、予算額がくっきり対照的な動きとなっていることから、「予算カットの働きかけ」はなかったと否定した簗氏の発言の真偽が再び、注目される事態となっている。

番組では、6日の簗氏や国交省の会見、簗氏のこれまでの発言の経緯を詳報。玉川氏は「自分を応援したか、応援しないかという一存で、地方自治体の予算が本当に削られたり増やされたりできるというふうなことであれば、それはも国民のための政治ではないですよね。もし(簗氏のケースが)そうだとしたら」と述べ、「国民のための政治ではなく、『支援者』のための政治になっちゃう」と指摘した。

「大臣がおっしゃったように、いや、そういうこと(予算カット働きかけ)はないんですよというふうなことなら、そういうふうなことがないにもかかわらず、会合ではうそをついていたって話ですか?って話。そうなると、今度はうそつきになっちゃう。どっちにしても、どうなんだろうと」と述べ、簗氏の大臣としての資質を疑問視した。

その上で、「大臣ご本人が会見で、『不徳』という言葉を6回話している。ご自身が認めるほど不徳な方なんですよね」と皮肉り、「不徳」には「人が守るべき道、道徳に反すること」という意味があるとして、「そんなに繰り返し不徳だ、不徳だ、自分は、と言っている人が、大臣をやっていいのかなというふうにも思えますね」と、あきれたように指摘した。

また、「事実があったのか、なかったのかという話はこれからも国会で追及されていくと思いますが、ご自身が(6日の)会見の中で、なぜ不徳だと何回も言っているんですかと聞かれて『少し誇張したような表現をしてしまった』と。(発言したことは)ない、と言っているんですよね?『ない』と『誇張』は、全然違いますから。意味としては」と、発言の微妙なブレにもツッコミを入れた。 「誇張は、一部あるものを大きく言うこと。大臣がおっしゃっている『誇張』になると、一部はあったのねと、言葉からは受け取らざるを得ない」とも、主張した。