乙武洋匡氏が強く反論 簗農相追及巡る一部区議の「もう、エエでしょう」投稿に対し

乙武洋匡氏(2024年4月撮影)

作家の乙武洋匡氏(50)が7日、Xを更新。簗和生農相が、自身を支援しなかった栃木県の地元2自治体について道路予算を「大幅にカットした」などと発言したと認め、撤回した問題に関して「もう、エエでしょう」とつづった一部区議のポストに対し、きっぱりと反論した。

簗氏は5月の自民党員らとの会合で、衆院選で首長が自身を応援しなかった那須烏山市と那珂川町の道路予算をカットしたと発言。5日に発言を撤回したが、担当省庁への働きかけは「ない」と説明していた。国土交通省は6日、この発言に関する調査結果を発表。2月8日投開票の衆院選後、首長が簗氏を応援せず対立候補を支援した両市町の予算配分額について、簗氏が当時の佐々木紀国交副大臣と黒田昌義官房長に照会していたことが分かった。黒田氏は「はっきりと覚えていないが、働きかけや圧力はなかったと思う」などと説明したという。また、簗氏を応援した首長がいる2市町の交付金については増額されたことも判明した。

この件について、国民民主党所属の東京都文京区議会議員、高山泰三(たいぞう)氏が6日夜、自身のXを更新し「夜のニュース。簗大臣の失言をトップで取り上げてるものもあるが、率直に言って『もう、エエでしょう』と思う。国民民主党は鬼の首を取ったようにギャーギャー言わずに、生活のこと、経済のことに集中してほしい。※国会議員の皆さんがどういう方針かは全く知りません。悪しからず」と投稿した。

乙武氏は7日午後、この高山氏のポストを添付し自身のXを更新。「『野党は批判ばかり』そんな声が巷に溢れているなかで、『国民民主党は違うんだ』『“対決より解決”の党なんだ』という思いからのご発言なのかもしれません。たしかに国政と関わりの薄い不祥事をネタに野党が延々と叩き続け、国会を空転させる展開には辟易としている国民も多くいるでしょう。ただ、今回の簗大臣の発言はそれらと同列に並べていいものでしょうか。『自分を支持するなら予算を増やす』『支持しないなら予算を減らす』——こんな権力濫用の悪しき典型例のような発言を、『もう、エエでしょう』と軽く見過ごすことが、私は正しいとは思えません」と述べた。

そして「予算が必要なところに、必要なだけ届けられているかどうか。これはまさしく、高山区議が重要だとお考えになっている『生活の話』『経済の話』に直結するものであると私は考えます。玉木代表、榛葉幹事長ともに今回の簗大臣発言を重く見て、かなり強い調子で批判をされていますが、それは決して『鬼の首を取ったようにギャーギャー言っている』わけではなく、正当な批判であり、必要な追及だと感じています」と続け、「むしろ、この問題を軽視する政治家がいるなら、私はひとりの有権者として信頼することができません」とぴしゃりと指摘した。