玉川徹氏「ここは野党の出番ですよ」簗和生農相問題の真相解明にハッパ、政府に合理的説明も要求

玉川徹氏(2019年撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は8日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。簗和生農相が今年2月の衆院選で自身を支援しなかった地元2自治体の道路予算を「大幅にカットした」と、身内の会合で発言していた問題をめぐり、真相解明に向けて「ここは野党の出番だ」と力を込めた。

簗氏は衆院選後の5月の非公式会合で、首長が自身を支援しなかった那須烏山市と那珂川町に触れ「道路予算は大幅にカットした」と発言。一部で報道された内容を5日に認めて発言内容を撤回、謝罪した。ただ26年度の道路予算の交付金に関して、那須烏山市では前年比64%減、那珂川町では同54%減といずれも大幅減額されている。簗氏は国交省側への働きかけを否定し、国交省側も予算削減の働きかけは「なかったと思う」としているが、疑惑は完全に払拭(ふっしょく)されていない状況だ。

こうした流れを踏まえ、木曜コメンテーターを務める弁護士の結城東輝氏は、「小選挙区を与党がとれていないところで、その翌年に予算がどうなったのかを全国的に開示してしまえばいいんじゃないかな、政府が。全然(選挙結果と予算の増減が)関係ないならまったく相関はないでしょということをデータで示せる」と指摘。「与党議員が仮に小選挙区で負けたところの、たとえば地方に国から配られるお金がどうなったのかを、那須烏山市や那珂川町だけでなく全国的に開示してしまえばいいかと思う」と提案した。

これに対し、玉川氏は「仮にそうしたとしても、ここは偶然といわれたら、偶然としか言いようがないところがある」と応じ、「ただ、(予算を)減らすにはちゃんとした理由がないと減らせない。官僚ってそういうもので、なんとなく64%減らすということはできない。理由は必ずあるはずです」と指摘。「メディアが問いかけてもあやふやなことになってしまうので、ぜひそれは国会で(真相解明を)やってほしい」と求めた。

その上で「野党が、いま全然勢いがなくなっていますが、ここは野党の出番ですよ。野党がここで追及をしないと、野党が野党である意味がない」とピシャリ。「国会でぜひ厳しい追及を続けてほしい」と求めた。

「外形的には、国民の多くが(簗氏の問題について)『あーあ』と思っているわけだから、本当に『あーあ』なのかどうかをちゃんと実証する、本当はどうなのか明らかにすることを、国会で果たしてほしい」とも主張。「(予算の大幅減額の)合理的な理由があるのなら、その理由に納得できればこの問題は終わる。それがないと、VTRを見ていても、高市総理が(簗氏のことを)『官僚と完全にやり合える』とか言っちゃっているわけです。そうすると、あ、完全に官僚とやり合っちゃったんだな。『私の大事なやなちゃん』は、と思っちゃうから」と、高市早苗首相と簗氏の近い関係性を念頭に皮肉をまじえて触れながら、「そうならないためにも、きっちり、合理性を明らかにしてほしいと思いますね」と述べ、政府にも国民が納得できる説明を行うよう求めた。