木村佳乃(50)が9日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた、横浜流星(30)と広瀬すず(28)とのダブル主演映画「汝、星のごとく」(藤井道人監督)初日舞台あいさつに登壇。自身が演じた壮絶なシーンを振り返り「放火、しちゃいました」と言い、笑った。
劇中で、横浜は漫画原作者としてプロを目指す青埜櫂、広瀬は瀬戸内の島で育ち、いつか自分の力で出てゆきたいと夢見る中、櫂と寄り添い合う井上暁海を演じ、2人の17歳から32歳までの恋愛を演じた。
木村は暁海の母志穂を演じた。夫が、石田ゆり子(56)が演じるオートクチュール作家・林瞳子と不倫し、家に帰ってこず、ショックで心身の均衡が取れない役どころだ。暁海は志穂のケアもあり、上京できないでいるが、木村は「私も娘、いますけども、娘の可能性を制限する役は、非常につらかった。娘を制限せず、羽ばたいて欲しいというのが私ですけど、演じるのが大変、つらかったです」と撮影を振り返った。その上で「子どもには夢を持って自由に羽ばたいて欲しいのが本音。でも、志穂は、そうできないくらい平常心をなくした設定。心を鬼にして演じました」と続けた。
夫がいる瞳子の自宅前に詰め寄り、櫂と暁海を前に夫に返ってくるよう求め、修羅場になるシーンについて聞かれると、木村は「すごい大変でしたよね。ちょっと、放火しちゃって…そこまで思い詰めちゃったんですよね」と言い、会場を笑わせた。「人の心には感情があり、命令できない。非常につらかったけど、ああするしかないシーンでした」と振り返った。
「汝、星のごとく」は小説家・凪良ゆう氏が22年8月に発表し、翌23年には第20回本屋大賞を受賞し、累計200万部を突破した小説の実写化作品。横浜は同氏の小説を映画化し、広瀬が主演した22年「流浪の月」に出演。出版直後に同作と出会い「この物語を生きたい」「一緒にやりたい企画がある」と、18年の映画「青の帰り道」で出会った盟友・藤井道人監督(40)に打診。ダブル主演の広瀬は同作に主演しており、横浜との相性も良く、同監督が起用を熱望した。
この日は、櫂と組む漫画の作画担当・久住尚人役のSixTONES松村北斗(31)櫂に小説の執筆を依頼する編集者・二階堂絵理役の中村アン(38)も登壇。